アル・ヒラルを退団して現在フリーの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、古巣リヨンへの復帰を希望しているようだが、一筋縄では実現しないようだ。5日、フランス紙『レキップ』が報じた。


 現在38歳のベンゼマはリヨンの下部組織で育ち、17歳でトップチームデビュー。公式戦通算148試合の出場で66ゴールを記録し、リーグ・アン4連覇を経験した。

 2009年夏にレアル・マドリードへのステップアップを果たすと、同クラブでも主力として活躍し、5度のチャンピオンズリーグ制覇などに貢献。2022年にはバロンドールを獲得した。

 2023年夏にアル・イテハドへ移籍すると、2024-25シーズンにリーグ制覇。しかし、クラブとの対立から、2026年2月にライバルのアル・ヒラルへ電撃移籍した。アル・ヒラルでも得点を重ねていたが、シモーネ・インザーギ監督との確執もあり、わずか半年での契約解除が決まった。

『レキップ』紙によると、リヨンの首脳陣は今夏、ベンゼマの獲得を画策。同選手自身も古巣リヨンと故郷への愛から、報酬を受け取らずに、自分を育ててくれた愛するクラブでキャリアの幕を閉じることを前向きに検討していたようだ。しかし、当時はアル・ヒラルとの契約をまだ解除できていなかったため、移籍は実現せず。

 そしてベンゼマはフリートランスファーの身となったものの、リヨンとの契約成立に向けては、まだ障壁が残されているという。それが、サウジ・プロフェショナルリーグと結んだ、2030年夏まで有効なアンバサダー契約だ。


 サウジアラビア公共投資基金(PIF)は、イメージ契約を結んでいるスター選手に対し、サウジ・プロリーグ以外でのプレーを禁じているとのこと。リーグ・アンへの移籍を認める例外措置を得るための交渉は極めて難航し、事実上不可能に近い状況だと見られている。こうした状況のなか、「2030年に43歳を迎える元フランス代表FWは、現役引退の可能性がますます高まっている」と『レキップ』紙は指摘している。
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