◆第108回全国高校野球埼玉大会▽2回戦 鷲宮4―1越ケ谷(12日・越谷市民球場)

 越ケ谷は初の夏8強を目標に初戦に臨むも、鷲宮のエース・伊藤蒼空投手(3年)を前にわずか2安打1得点。投手陣も相手打線に打ち込まれ、4回までに4点を失った。

8回2死には片桐昊汰内野手(2年)のソロ本塁打が飛び出すも初戦敗退となった。

 越ヶ谷は田中瑛翔(えいと)投手(2年)が先発。巨人・田中瑛斗投手と、漢字は違えど同じ名前を持つ2年生右腕だ。初回から持ち味のまっすぐを武器に思い切り投げ込んだ。監督が「いいボールを投げていた」と評価するように、「調子は悪くなかった」と田中。それでも相手の打線に捕まり、3回途中2失点で無念の降板となった。「先輩たちと1日でも長く野球がしたい」と意気込んで迎えた初めての夏のマウンド。「自信を持って投げたんですけど、全部はじき返されて悔しい気持ちでいっぱい」と涙を流した。

 巨人・田中瑛斗のことは、目指す選手像としても意識しており「相手を翻弄(ほんろう)できるようなプレースタイルで、自分の頭の中で選手像として描いて投げている。本当に尊敬するピッチャー」と語る。さらなる成長を目指す2年生右腕は、「(田中瑛のように)まっすぐでも変化球でもアウトが取れるようなピッチャーになりたい」と意気込んだ。

 今後の1年、指揮官にも「次のチームを引っ張ってもらう選手」と期待を寄せられる。

田中は「この悔しさは1年間忘れることはないと思う。この悔しさを糧に目標であるベスト8にいけるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

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