ジョージア大・石川ケニー投手(22)が12日(日本時間13日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われたメジャーのドラフトでレッズから13巡目、全体392位で指名を受けた。メジャー公式サイトでポジションは「二刀流」と表記された。

 日本人選手がメジャーのドラフトで指名を受けるのは、昨年ハワイ大の武元一輝投手がアスレチックスから19巡目(560位)指名を受けたのに続いて2年連続。過去には13年に加藤豪将(現ブルージェイズスタッフ)がヤンキースに2巡目(66位)、23年には西田陸浮がホワイトソックスから11巡目(329位)指名を受けてメジャーに昇格した例がある。スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(21)もマーリンズから8巡目(全体235位)指名を受けた。

 石川は、昨年10月のNPBドラフトでもオリックスから6位指名を受けて、現時点では契約を結んでいない。MLBドラフト初日だった前日11日(同12日)の4巡目、全体135位までには名前が呼ばれなかったが、2日目のこの日に吉報が届き、NPBのチームにドラフト指名を受けて交渉期間中にメジャーのドラフトで指名される異例のパターンとなった。

 石川は、米ハワイ出身の二刀流左腕で、明秀学園日立(茨城)では春夏連続で甲子園を経験。亜大では1年春から4番を担ったが中退してシアトル大を経てジョージア大に進学した。シアトル大、ジョージア大での2シーズンでは投手として29試合に登板(うち先発15)し、6勝7敗、防御率6・02で、80回3分の2を投げて93奪三振。打者としては100試合に出場して11本塁打、53打点、打率3割2分5厘をマークし、外野や一塁も守った。二刀流で「次世代の大谷」との期待もかかっている。

 昨年11月には福良GMらオリックス関係者が同大学に指名あいさつに向かい、石川は球団を通じ「オリックスのような日本プロ野球球団からご指名をいただけたことは、これまでの人生で最も光栄な出来事の一つです」と感謝のコメントを発表した。今後の進路はメジャー球団と契約、オリックス入り、ジョージア大残留の3つが軸となる。

オリックスとの交渉期限は今月31日までで、MLBの今年の交渉期限は米東部時間の今月27日午後5時(日本時間28日午前6時)まで。「今後の決断からも目が離せない。

 ◆石川 ケニー 2004年4月7日、ハワイ・オアフ島生まれ。22歳。横浜市立原中では瀬谷リトルシニアでプレーし、明秀学園日立に進学。亜大では1年春からベンチ入りしたが、2年途中に渡米して24年にシアトル大入りして米1年目は投手で19登板、5勝6敗、防御率4・21、打者で52試合に出場して8本塁打、32打点、打率3割1分8厘。今季はジョージア大で投手で10登板、1勝1敗、防御率14・44、打者で48試合に出場して3本塁打、21打点、打率3割3分6厘だった。180センチ、85キロ。左投左打。

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