◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―4巨人(14日・神宮)

 喜びもつかの間だった。劇的な坂本の代打スリーランで追いついた直後の7回の巨人の守備。

先頭・岩田の左中間への打球で中堅・キャベッジの内野への送球がそれる間に三塁に進まれた。失策はつかず記録は三塁打も、助っ人のこの日2度目の緩慢なプレー。橋上秀樹監督代行(60)が「守備が足を引っ張る場面もありましたので」と振り返ったように、これを機に救援陣が2点を勝ち越された。

 6回も一瞬のスキをつかれた。1点を先制され、なお2死一、二塁。セデーニョの左中間寄りの安打を中堅・キャベッジが最後は前進しながら捕球した。だが、その後、数度ステップを踏むなど返球を急がぬ間に二塁走者に続き、一塁走者の赤羽の生還も許した。フルカウントで走者はスタートを切っていたとはいえ、一塁走者の生還は防げた。

 87年の巨人と西武の日本シリーズで、単打を緩慢な動きで処理して一塁走者の生還を許した中堅・クロマティを思い起こさせるような動きだった。痛恨の3点目を失い、好投の山崎はここで降板した。

 打線は先発左腕・山野に7回3失点で白星を献上し、今季5戦4敗となった。橋上監督代行は「今のところ左投手に対する対応力がそれぞれどれくらいあるのか、まだ見極めている選手が何人かいる。

どこかのタイミングまでに、しかるべき時に備えて、自分の中での評価をしっかりできるようにしたい」と課題を掲げた。

 9連戦は黒星スタートで首位・阪神と2差に広がった。今月11試合目で8度目の1点差試合と僅差の接戦が続く。「明日は明日で切り替えてしっかり準備して、精いっぱい勝てるように頑張りたい」と仕切り直しを強調した。(片岡 優帆)

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