【ニューヨーク(米ニューヨーク州)17日=金川誉】北中米W杯決勝を控え、アルゼンチン代表GKのE・マルティネスが会見に出席した。22年カタールW杯で好セーブとPK戦の活躍によりベストGK賞に輝いた守護神は、「(ベストGKの)トロフィーをもらうことは、重要ではない。

僕にとって大事なのは、チームメート、監督に信頼されること」と、個人の賞よりもチームの結束を強調した。

 

 アストンビラでプレーするE・マルティネスの今大会にかける執念はすさまじい。5月の欧州EL決勝前に指を骨折したが、手術を回避してW杯への出場を強行した。「今でも毎日痛みます。アメリカやイングランドで相談した専門医は、全員が『手術しなければプレーできない』と言いました。第1戦の2日前まで、片手で(シュートを)受けているような状態で、まるで片腕がないようでした」と壮絶な舞台裏を明かした。

 痛みに耐え抜く支えとなったのは、スカロニ監督の言葉だった。「監督はメッセージをくれて『おまえがどんな状態であっても、おれはチームにおまえが必要だ』と言ってくれた。それは僕にとって、PKを10本止めて新聞の表紙になるより、ずっと価値があること」と語る守護神。不屈の精神でたどり着いたW杯の頂で、再びアルゼンチンのゴールに君臨する。

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