◆第62回小倉記念・G3(7月19日、小倉競馬場・芝2000メートル、良)

 “夏コク”の最終週を彩るサマー2000シリーズ第3戦。18頭で争われ10番人気で酒井学騎手騎乗のゼンダンハヤブサ(牡4歳、栗東・橋田宜長厩舎、父スマートオーディン)が重賞初制覇を飾った。

今年3月に開業した橋田調教師は3月の愛知杯(アイサンサン)に続く重賞2勝目となった。勝ち時計は1分58秒0。

 3勝クラス昇級後はマイル戦で3戦連続5着。今回は格上挑戦、デビュー後で最長となる2000メートル戦への挑戦となったが最内枠、ハンデ52キロを生かしロスなく立ち回り直線は鋭く抜け出した。父スマートオーディンに初の重賞タイトルを贈った。

 2着には1番人気のジョバンニ(ジェイソン・コレット騎手)、3着には6番人気のレーゼドラマ(松若風馬騎手)が入った。

 酒井学騎手(ゼンダンハヤブサ=1着)「いやもう最高にうれしいです。普段はここしばらくずっと1600メートルを使っていた馬ですので、なるべく距離にうまく対応出来るように、1枠1番でいい枠引けたなと思っていたので、コースロス無く、あとはもう折り合い面をうまく運べればというイメージで。あまりポジションを気にせず、馬がリラックスして走れるところを意識して運びました。向こう正面入ってすぐかむような感じがあったんですけど、一回つりあげたら馬がすごく抜けてリラックスできたんで、そこからは本当にリズム良く行けました。4コーナー手前の所で斜め前にはガイアメンテ、人気馬がいたので、そこの進路について行って脚があれば、そこを抜けられるかなと。こっちが思っていた以上にスムーズにそこを抜けられて本当に頭が上がらないです。

まずは格上挑戦でしたので、先生(橋田調教師)がここを選んでいただけたのがありがたいことでした。やっぱり目指そうという先生のひと声がなければ、このレースには出走してなかったと思うので、そういうのを含めて先生の好判断というか、やっぱり先生のレース選択が良かったと思います。昇級してからは1600メートルではもうワンパンチ欲しいなと思っていたので、逆に2000メートルに距離が延びてこういう競馬も出来たので、距離の幅も広がったし、またこれから先、楽しみも増えたかなと思います」

 橋田調教師(ゼンダンハヤブサ=1着)「具合の良さは感じていましたし、ひそかに自信は持っていました。本当にジョッキーがうまく乗ってくれたと思います。転厩初戦から少しずつ落ち着いてきていましたし、少し距離が延びても行けるかなと、みんなで話し合って決めました。前走を使う前から考えていたレースでした。(開業1年目で重賞2勝目)本当にオーナーに恵まれて、スタッフにも。話し合いながらが僕のスタイルなので(笑)。次走は様子を見て、状態次第で考えます」

編集部おすすめ