◆JERAセ・リーグ 巨人6―1中日(19日・東京ドーム)

 ノッている新星が、迷いのないスイングで仕留めた。2―0の7回1死一、二塁。

笹原がフルスイングで捉えた打球は左翼フェンスを直撃した。「ストライクを取りにくるだろうなと思ったので振りました」とキャベッジが申告敬遠で歩かされた直後の初球攻撃。適時二塁打は東京D初打点となり、貴重な追加点をもたらした。

 5日の中日戦(バンテリンD)でプロ1号を放った金丸との再戦。「打ってるという自信にはなっている。打てないことはないだろうと自分に言い聞かせました」。150キロ直球を逆方向へ運んだ2週間前とは対照的に、今度は109キロカーブを引っ張った。「しっかり準備をして試合に入れた結果」と難敵左腕からまたも、快音を響かせた。

 “積極取材”が準備の下地にある。試合中は合間を縫ってベンチの坂本の元へ。打席で感じたことを伝え「『俺はこういうふうにやってたよ』と。すごく実になります」と金言を授かっている。

ベンチ裏のロッカーでは隣の丸から狙い球の絞り方などを吸収。「お二方に限らず皆さん聞いたらいいこと教えてくれる。毎日、すごくためになっています」とうなずいた。

 5回2死一塁は左前打を放ち、今季3度目のマルチ安打で打率は2割7分5厘に上昇。6月下旬に支配下に復帰したばかりだが、外野の一角として存在感を放っている。「毎日、毎打席が勝負だと思っている。気持ちは何も変わってないです」。その成長は、チームの浮上に直結する。(内田 拓希)

編集部おすすめ