◆第108回全国高校野球選手権埼玉大会▽5回戦 浦和麗明1―2大宮東(20日・レジデンシャルスタジアム大宮)

 春夏通算2度甲子園出場の大宮東は、浦和麗明を2―1で下し、2019年以来の夏8強入りを決めた。

 初回1死三塁から、3番・河野駿士(3年)の右前適時打で先制すると、6回2死から「4番・捕手」の川北康生主将(3年)が左越えのソロを放ち、2点を先行した。

投げては、2年生エース・岸アマル投手(2年)が今大会初の先発マウンドで躍動。9回103球を投げ、5安打1失点3奪三振で公式戦では初の完投勝利を挙げた。アマルは「初先発で硬い部分もあった。よく粘れたなと思う」と喜びをかみ締めた。

 岸兄弟がチームを引っ張る。エースのアマルと、この日「1番・左翼」で1安打を放った岸アンシュ(2年)は双子で、インド出身の父を持つ。小学3年時に野球を始めて以来、ずっと同じチームでプレーしてきた。「一番近くにいる存在。自分のこともよく分かってくれているので、頼りになる」と、弟のアマル。兄・アンシュも、「結果が出てない時もアマルが最初に声をかけてくれる。アマルが一番やりやすいです」。兄弟で高め合い、共に1年秋にベンチ入り。

今夏はエースとリードオフマンとしてチームを引っ張る。

 次戦は22日、市川越と立教新座の勝者との準々決勝を迎える。「中1日で疲労も取りづらいが、全員でベストパフォーマンスを出せるよう、頑張っていく」と、拳を握ったアンシュ。岸ツインズがチームを聖地に導く。

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