スポーツ報知評論家の高木豊氏が、20日までに自身のYouTubeを更新し、19日にNPB復帰後初登板初先発で、古巣・中日相手に6回無失点で移籍初勝利を挙げた巨人・小笠原慎之介投手について語り、阪神と優勝争いを演じる上でのキーマンになると強調した。

 小笠原の日本球界復帰の第一歩が中日戦になったことについて、高木氏は「まあ、あえてかも分からないけども」と首脳陣が込めた思いもあったのかもしれないと推測。

「(先発)バッテリー紹介の時に大ブーイングだったから。契約上は何の問題もないこと。中日ファンも『こっちに来てほしかった』という裏返しのブーイングだったと思う」と試合前を振り返った。

 投球内容は6回3安打6奪三振無失点。「死球が1つあったけど、無四球。アメリカの“3球投げたら追い込む”という(スタイルで)主導権を持って投げていた。カーブが面白いように決まってカウントを整えていた」と絶賛。特に「ムキになんなくなったかなと感じましたね。向こうに行ってさらに精神的な部分が強くなったと感じました。28歳か。落ち着きがすごく出てきたと感じたよ」と精神的な成長に目を細めた。

 気になるのは小笠原の2戦目、3戦目だ。

高木氏は「楽しみだよね。戸郷も(7日の阪神戦で左太もも裏の)肉離れがあったりとか、(14日のヤクルト戦で今季初登板の)山崎伊織も状態を見てる状況だろうし。そういった意味ではウィットリーとマタと小笠原…となってくると心強くなるよ」と。左腕の加入で戦力に厚みが出たと説明。「(登板翌日に出場選手登録を抹消する)投げ抹消パターンもあるけど、小笠原に関しては要らないかな。日本のスパンに合わせて中6日で投げるんじゃないかな。(元DeNAの)バウアーみたいに(1人だけ中4日で)ほかの人を一回飛ばして…となると調整難しくなるから」と次戦として前半戦最後の試合、26日の阪神戦(甲子園)に中6日で登板すると予想した。

 阪神戦で勝利に導けば、チームにとってとてつもなく大きい。「そこ(阪神戦)で小笠原が通用すると、優勝争いのキーマンになってきそうだよね。巨人の一番の課題は阪神戦をどうするか。ピシャッと通用するとなると。優勝争いも面白くなってくるよね」と話した。

空調の効いた東京Dではなく、灼熱(しゃくねつ)の甲子園が舞台だが「(小笠原は)タフタフ! 甲子園は(2015年夏に)東海大相模で優勝してるんで。中日時代も甲子園で何回も投げてる。久々の甲子園を楽しめるんじゃないかな」と想像していた。

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