全国13地区で決勝戦が行われ、富山では高岡商の小久保大輔投手(3年)が、4年ぶりの優勝を呼び込む好投。松坂大輔氏(45)が名前の由来で、早実1年時の1980年夏に“大ちゃんフィーバー”を巻き起こした荒木大輔氏(62)と同じ背番号「11」の右腕が、聖地でのフィーバー再来を誓った。
「大ちゃん」が聖地への切符をつかんだ。高岡商の背番号「11」小久保大輔投手(3年)が2回無死一塁から2番手で登板。8回を投げ10安打を浴びながら2失点。野手9人が全員安打となる15安打と、粘投に応えた。昨夏は決勝で涙をのんだ高岡商が4年ぶりの甲子園切符をつかんだ。
「大輔」の名は、横浜を全国優勝に導き、西武などで活躍したレジェンド・松坂大輔氏にあやかって命名。「父は西武ファンというわけではなく、生まれたタイミングだった」と笑う。今夏はエースナンバーではなく背番号11。くしくも“元祖大ちゃんフィーバー”で甲子園を沸かせた早実・荒木大輔が1年夏に背負った番号と同じだ。
直球は最速133キロながら、スライダーに加え、カーブで緩急をつけながら丁寧に低めを突いた。「球速が速いからといって、必ずしも抑えられるとは限らない。今の自分が出せる力の中で、どう抑えるかを考えている」。
チームは準決勝で今秋ドラフト上位候補の最速156キロ左腕・前田侑大(ゆうと)投手(3年)を擁する高岡第一を撃破。ノーシードからの優勝に「奇跡が起きた感覚」と吉田真監督。小久保は「親に甲子園でプレーしている姿を見せたかった。甲子園では攻めのピッチングをしたい」。松坂、荒木に続き高岡商の「大輔」が聖地でも旋風を巻き起こす。(常光 仁美)
◆高岡商の戦績◆
1回戦 6―5 富山国際大付
2回戦 8―1 AOIKE
3回戦 9―2 不二越工
準々決勝 4―3 高 朋
準決勝 5―2 高岡第一
決勝 10―4 富山第一










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