◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 7月28、29日に開催された「マイナビオールスターゲーム2026」。「プラスワン投票」で巨人・坂本、ソフトバンク・柳田の88年生まれのベテランが選出されて話題を呼んだ。

本番でも、ともに快音を響かせ、改めてスターであることを証明していた。

 富山での第2戦の試合前。三塁側後方に両軍の選手がぞろぞろと集まる光景があった。セは阪神・佐藤、DeNA・牧、中日・細川ら7人、パは楽天・藤平、ロッテ・鈴木ら4人。外国人ではDeNA・レイノルズの姿もあった。

 ここで問題。この大所帯の共通点は? すぐに分かった方は野球通です。

 そう。彼らはみんな98年度生まれ。海の向こうにはドジャース・山本やアストロズ・今井もいる。3月のWBCでは山本、佐藤、牧、藤平、ロッテ・種市と5人の侍が出た。この世代はまさに“宝の山”といったところだろうか。

 今井や藤平のように甲子園で名を上げた高卒の選手もいれば、大学、社会人を経てプロの門をくぐった者もいる。法大からドラフト1位で入団した鈴木はU―15日本代表で藤平とチームメートで「今はお互い違うチームですけど、これからも切磋琢磨できれば」と身近な存在が励みになっていることを明かしてくれた。

 一方の藤平も「今回初めて球宴に来てみて、同世代がこれだけ活躍しているってことで、僕自身すごく刺激をもらいました」。彼らが生まれた98年は「松坂世代」が甲子園を沸かせた年。88年世代の後を継いで、これからの球界の看板を背負っていくのはこの“キューパチ世代”になるかも。そんな期待を抱かせてもらった2日間だった。(野球担当・長井 毅)

 ◆長井 毅(ながい・つよし)11年入社。NPB兼侍ジャパン担当。

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