◆明治安田J3リーグ▽第1節 相模原0―0熊本(8日・相模原ギオンスタジアム)

 J3熊本は8日、7月28日に発生した熊本地震後、初の公式戦となるリーグ開幕戦、アウェー・相模原戦に臨んだ。試合は0―0のスコアレスドローに終わり、敵地で貴重な勝ち点1を手にした。

熊本のゴール裏には344人のサポーターが来場し、選手に力強い声援を送った。

 5日から全体練習が再開となり、実戦形式での調整がままならない中開幕を迎えたが、GK佐藤史騎が好セーブを連発して無失点に抑えてチームを救った。殊勲の守護神は「ゼロで終えることができたのは後ろとしてよかった。収穫かなと思う」と息巻いた。

 片野坂知宏監督が「これだけ決定機を作られて、正直負け試合だったと思います」と振り返るように、熊本のシュート3本に対し、相手に5倍近い14本も打たれた。それでも佐藤は冷静に自分の仕事に集中した。「今日はディフェンス以外の選手も本当に体を張ってくれて、みんなで守った無失点。価値があると思う」

 佐藤にとって熊本は24年にプロキャリアをスタートさせた地。今回の地震を経験し、「熊本でプロにならせてもらったので、熊本のためにというのは当然あります」とプロサッカー選手としての責任感を語る。

 次戦はホーム開幕試合となる栃木SC戦(15日・えがおS)。「ホームで無失点で勝てるように。サッカーを通して県民に元気や勇気を与えられる存在になりたい」と力強く意気込んだ。

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