◆米大リーグ ブルージェイズ6―4レッドソックス(12日、カナダ、トロント=ロジャーズセンター)

 自打球による左膝打撲から3試合ぶりに復帰したブルージェイズの岡本和真内野手(30)が、本拠のレッドソックス戦に「5番・DH」で先発出場し、先制&勝ち越しに絡む活躍を見せた。

 第1打席に左翼線二塁打で出塁し、先制のホームイン。

1―1で迎えた8回無死一、二塁では一邪飛が相手一塁手落球でファウルとなる幸運も手伝って命拾いし、打ち直しで勝ち越しの左前適時打を放った。

 3打数2安打2打点2得点1四球で打率は2割2分8厘。約1ヶ月ぶりの3連勝に貢献した。レッドソックスの吉田正尚外野手(33)は4打数無安打1三振で、打率は2割6分5厘。レッドソックスは9連勝の後4月1日以来、今季ワーストタイの5連敗となった。

 命拾いからラッキーボーイの誕生だ。1―1で迎えた8回無死一、二塁で岡本が迎えた第4打席。4球目、元ロッテのゲレロの100マイル(160・9キロ)のシンカーに押し込まれ、一塁ファウルゾーンへフライを打ち上げた。一邪飛か…と思われた瞬間、一塁手コントラレスがまさかの落球。息を吹き返した岡本は99・5マイルのシンカーをスイング。打球速度76マイルとやや詰まった当たりだったが、飛んだコースは左前へ。二塁走者ゲレロが激走し、勝ち越しのホームを踏むと、その後押し出し四球、犠飛、二塁打と打線がつながり、岡本もこの回3点目のホームに生還した。

凡打から一転、勝ち越し打を放った岡本がこの回一挙5点の猛攻を呼んだ。

 

 「もう1回チャンスができたので、何とかランナーを進められたらいいなと思っていました。打てれば一番いいですけどね。(当たったのは)バットの根っこ。ストレート、シンカーだけではないので、何とか当てようと思っていました」と明暗を分けた一打を振り替えた。

  

 2試合連続でスタメン入りしながら、試合前にスタメンを外れた。シュナイダー監督は「カズは戻ってきたが、まだ完全ではない」とこの日のDH起用を説明していたが、第1打席に左翼線二塁打を放つと、一気に二塁へスライディング。2死後クレメントの右前打で先制のホームに生還と、いきなり”快気祝い”の激走を披露した。心配したのか、同僚のゲレロは思わず「抑えて、抑えて!」のジェスチャーで出迎えた程だ。

 「昨日までちょっと(違和感が)あったんですけど、打撲なんで1日、2日休めば大丈夫だろうというのはありました」と岡本。「基本的には休まないですけど、微妙なラインではあったので(首脳陣と)話をさせてもらって。2日(休みを)もらったので、きょうはしっかり頑張ろうと思っていました」。

無理すればプレー可能だったかもしれないが、シーズンを見据えた慎重かつ冷静な判断が吉と出た。チームは7月上旬以来、約1か月ぶりの3連勝で、ワイルドカード争いにも2ゲーム差と十分射程距離につけている。

 「集中していけましたし、勝ってよかったと思います。(膝は)全然大丈夫です」と完全復活宣言も飛び出した。

 

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