◆プロアマ交流戦 巨人1―2法大(13日・ジャイアンツタウン)

 巨人の育成・木下幹也(もとや)投手(24)が実戦復帰を果たした。4回から2番手で登板し1回1安打無失点。

昨年5月に受けた右肘のトミー・ジョン手術を乗り越え、再びマウンドへ戻ってきた。

 久々の感覚に、胸の高鳴りを抑えきれなかった。約1年4か月ぶりの舞台で、木下は無我夢中で腕を振った。術後初の実戦で1回0封。「本当に長かった。いろんな人に支えてもらって復帰することができた。全部、全員に感謝だなと」。試合を終え真っ先に出てきた言葉は、周りへの感謝の思いだった。

 打者4人に19球。この日最速144キロの直球にワンシーム、カットボール、カーブを交え相手打線を封じた。「まずは1イニング投げ切れたことが一番安心。抑えられて良かった」と胸をなで下ろした。

 2020年育成ドラフト4位で入団。24年は7月下旬から約2か月、当時ウエスタン・リーグの「くふうハヤテ」(現ハヤテ)に派遣され、8登板で2勝2敗、防御率1・29の好成績を残した。支配下昇格が期待されていたが、昨年の春先、右肘に違和感を覚え手術を決断。同5月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術、骨棘(こつきょく)切除術を受け、リハビリを開始した。長かった期間、支えてくれたのは仲間、コーチ、トレーナー、家族などたくさんの周囲の人たち。「本当に迷惑をかけた。ここから恩返ししたい」と再起を誓った。

 今季で6年目の24歳。強い思いがある。「絶対に力はついている。今までやってきた自信もある。自分を信じてやりたい」。

ここから必ず、巻き返してみせる。

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