◆JERAセ・リーグ 巨人2―3阪神(13日・東京ドーム)

 巨人の中山礼都外野手が3回に今季1号となる先制2ランを放った。スポーツ報知評論家の高橋由伸氏は「コンパクトな中で強さもあった」などと打席内容を分析した。

 中山から意識の変化を感じたホームランだった。3回、前打者の石塚に対し、阪神・下村に突然、抜け球が増え始めた。四球で歩いた後の中山にはカーブが決まらず、カウントは2ボール1ストライク。カウントを取りに来ると読んだのか外寄り直球を左中間席へ、完璧に捉えた。

 今季はレギュラーとして期待していたが、結果は出なかった。成績を残した去年の印象はもう、誰にも残っていない。ここから先、周りの見る目を取り戻す必要があり、個人的にも注目の打席だった。打ちたい気持ちをグッと抑え、打つべき球だけを一振りで仕留めた。いい集中力だった。しかも振りすぎず、コンパクトな中で強さもあった。

 この試合、全3打席とも内容は良かったと思う。今カードは打線全体もそうだが、特に下位打線の弱さが目立った。

阪神に競り勝つためには、それでは苦しい。まずは、開いた3ゲーム差を一つでも減らすよう目の前の戦いに集中し、28日からの甲子園3連戦に臨みたい。中山やキャベッジあたりが打ってくれば、相手の巨人打線に対する印象も変わってくる。中山はカギを握る存在かもしれない。(高橋 由伸)

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