日本高野連は15日、第108回全国高校野球選手権大会で導入している今年の2部制に対して、取材に応じた。

 熱中症対策として、2024年の第106回大会から3試合を行う日に2部制を導入し、第107回では4試合を行う日も「午前の部」2試合、「夕方の部」2試合を行っていた。

今年は、過去3大会で熱中症疑いの発生が最も多かった午前10時半から午後1時頃の時間帯の試合を避け、「朝の部」1試合と「午後の部」3試合に分けて行った。

 今年は10日間33試合で熱中症疑いは9件で、昨年の同時期での19件から減少。内訳は第1試合=6件、第2試合=2件、第3試合=2件、第4試合=1件となった。

 9件の内訳として試合後の発生が5件、試合中に発生した4件のうち1件が途中交代となった。

 大会本部の朝日新聞高校野球総合センター・志方浩文センター長は「気温が後半低めだったところもあるかもしれませんが、選手やチームの意識の高さもあるとみています」と現状を分析。着替えを頻繁に行ったり、体調の異変を早めに伝えるなど、理学療法士との連携態勢が取れていることも要因に挙げた。

 救護室を訪ねた観客の熱中症疑いの受診者は10日間で82件となり、昨年(86件)並みだった。

 日本高野連の井本亘事務局長は「大会運営で言えば大変ですが、楽しみにされているお客さんやファンの皆様を含めて、試合をやってくれる選手も含めて、みんなが頑張ってここでやりたいということに応えないと、我々の存在もないので、頑張っています」と話した。

 高野連は今後、全チームにアンケートを行い、実態を把握し、来年への検討を行う。

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