昨年6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの野球人生をたどる展覧会「長嶋茂雄追悼展 ミスタージャイアンツ 不滅の背番号『3』」(報知新聞社など主催)が20日、大阪市中央区の難波にある大阪髙島屋で開幕。巨人OBの桑田真澄さんがトークイベントに登場した。

 追悼展では現役当時のユニホームやバット、グラブ、監督時代を含む写真、映像など140点を超える品々が展示されている。「髙島屋限定」として、2013年に国民栄誉賞の記念品として贈られた金バットなども飾られている。

 桑田さんは、長嶋監督の第2次政権にあたる1993年からの9年間は主軸投手を務め、「一緒に日本一を目指して戦ったのは大きな財産」と振り返った。94年、中日とリーグ優勝をかけた直接対決として伝説になった「10・8」の秘話も披露した。

 10月5日に先発投手を務め、中2日での登板はないと思ったところで試合前夜、宿泊ホテルで監督の部屋に呼び出された。当時は「くわた」でなく「くわだ」と呼ばれていたことを明かしながら、「先発は槙原さんで、僕の登板のタイミングとか何を聞いても『しびれるところで行くから』としか言ってもらえなかった」と苦笑。結局、7回から3番手として3イニングを投げ、胴上げ投手になった。「張り詰めた雰囲気で不安もありましたが、ベンチの長嶋監督がニコニコしている。緊迫した試合で僕を落ち着かせてくれた」と思い返していた。

 数々の展示品に桑田さんは「長嶋さんのおかげで今のプロ野球がある。感慨深く見ました」と感想を語り、オープニング時は来場者の出迎えも行った。

 同展覧会は3月から全国を巡回中。

大阪髙島屋では8月31日まで。9月10日から21日まで京都髙島屋で行われる。

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