◆第108回全国高校野球選手権大会第14日 ▽準決勝 健大高崎1―0天理(20日・甲子園

 36年ぶりの決勝進出を目指した天理(奈良)は、健大高崎(群馬)に完封負けした。相手先発・佐藤麻恩(3年)に8回途中まで2安打1四球となかなか出塁もできず、その後も得点できず。

初回の1失点のみと奮闘したエース・長尾亮大(3年)を援護できなかった。

 今大会2本塁打を放ち、「彼のひと振りで雰囲気が変わる」と藤原忠理監督から期待をされた4番・金本相有(さんゆ)主将(3年)は3打数無安打1四球に終わった。チームメートが「金本に回せ」と声をかけて迎えた9回は2死一、三塁と一打同点の場面で打席に入り、四球を選んだ。涙声で「チャンスの場面で2回も自分が打てなかったことが、この負けたっていうころにつながってるなと思う」と責任を口にした。外角中心で来ると予測し「意識しすぎた結果が、難しく考えすぎた。めっちゃ悔しいところ」と反省した。

 最後の打者となり号泣する関村偉千陽(2年)からは「すみません」と何度も謝られた。「関村は悪くない。2打席チャンスで回ってきた時に、打てなかった自分が悪い。来年あるんだから、もう1回甲子園出て優勝を目指せ」と声をかけ、「成長できた場所」という聖地を去った。

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