◆JERAセ・リーグ 巨人2―0広島(21日・東京ドーム)

 巨人のスペンサー・ハワード投手(30)が5回3安打無失点で3勝目を挙げた。スポーツ報知評論家の宮本和知氏が、最速は150キロに満たないながら、カープ打線を封じた助っ人右腕の特徴について語った。

 ハワードの投球にカープ打線は的を絞れなかったね。真っすぐは140キロ台後半が中心で140キロ台前半もあって決して速いわけじゃない。でも、カットボールに近いスライダーと、抜けるチェンジアップが抜群で、その3球種は全部途中まで同じピッチトンネル(軌道)を通っている。そのままズドンとくるのか、曲がるのか、スッと落ちるのか。打者からすると打てそうで打てない。しかも、制球力がいいから早く追い込まれて「あれ? あれ?」と思っている間にやられてしまう感じだったと思う。

 さらに軌道が異なる110キロ台のナックルカーブもある。この日は5球のみと決して多くは投げないけど効果抜群だ。2回の佐々木への初球は際どい球でボールとなったが、あとの4球は見逃しかファウルを取っている。打者の目線が一瞬、上に行くから邪魔になるんだよ。

 チームを含め、いろいろ事情はあるんだと思うけど、5回無失点、73球での降板は気になるところだよね。中継ぎ陣は連投を含め疲れもたまってくる時期。

もし球数、イニングを制限するなら翌日に試合のない日曜日を任せてもいいのかもしれないね。(スポーツ報知評論家・宮本 和知)

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