◆第108回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 智弁和歌山4-3健大高崎(22日・甲子園

 4万4700人の大観衆が訪れる中、健大高崎(群馬)が決勝で智弁和歌山に敗れ、初優勝にはあと一歩、届かなかった。

 先発は2年生エースの石垣聡志だ。

今大会、試合前まで20回1/3を投げ、防御率0・00と盤石だった背番号1だが、2回、智弁和歌山打線につかまった。1死から7番・川原一将と8番・山下晃平の連続長打で先制点を献上。2死三塁から1番・長友悠成にも右翼へ適時二塁打を浴び、2失点した。

 5回、打線が奮起した。先頭の7番・岩井由来がライトへの二塁打で出塁し、犠打で1死三塁とすると、9番の1年生・狩野蓮義が右翼に適時二塁打を放ち、1点を返した。

 1点を追う8回には石田雄星が右翼ポール際へ逆転2ラン。ついにリードを奪ったが、その裏に智弁和歌山にスクイズとバッテリーミスで2点を奪われ再逆転を許し、そのまま押し切られた。

 「5番・三塁」で出場した石田翔大は、2回のピンチでのファウルフライを落球。その後の失点につながってしまった。同点とされた直後、8回のピンチでは痛恨の暴投で勝ち越し点を献上。試合後、石田翔は決勝点となってしまった暴投は「たぶんサインミス」と明かし、「全部100パーセント自分のせいだと思ってるんで。後輩のみんな、3年生のみんな、保護者の皆さんと、健大を応援してくれてる皆さんとか、指導者の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。

 試合後、石田翔の一問一答は以下。

 ー今の心境は。

 「本当に今日までチームに貢献っていうのがなかなかできなくて、苦しい時間がこの甲子園期間、多かったんですけど、最後こうやってマウンドに上げてもらった時に、後輩がここまで我慢してくれた試合を、絶対に自分がまたここで抑えて、健大に流れを持ってこようっていう強い気持ちでマウンドに立ちました」

 ー暴投になった1球について。

 「本当に手応えはあったんですけど、自分が良くないボールを投げてしまって、全部100パーセント自分のせいだと思ってるんで。後輩のみんな、3年生のみんな、保護者の皆さんと、健大を応援してくれてる皆さんとか、指導者の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 ーサインミスではなく?

 「いや、多分サインミスで、大岩は多分ストレートを要求したんですけど、自分がスライダーを投げてしまって、自分がああやってピンチの場面で心を落ち着かせることができなくて、サインミスをしてしまって、ほんとに今までやってきたことを全て自分が崩してしまったんで、ほんとに申し訳ない気持ちです。ブロックサインを使っていて、そこで自分が智弁さんの応援というか、甲子園の魔物というか、そういうのに気を取られてサインミスをしてしまったなと思っている」

 ー2回のファウルフライ落球は。

 「守備には自信あったんですけど、やはり甲子園の魔物というか、当たり前のような平凡なフライをあそこで落としてしまった。落とした後にやっぱり甲子園は違うなっていうふうには思いました。流れを止めてしまったなっていう、本当に言葉に表せないぐらい、謝っても許してもらえないぐらいの気持ちです」

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