◆第108回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 智弁和歌山4―3健大高崎(22日・甲子園

 智弁和歌山・中谷仁監督の高校時代に同校部長として指導した京都文教・林守(まもる)監督(66)が、教え子の偉業をたたえた。

 1年秋から正捕手でチームを支えたが、高嶋監督にずっと怒られていたという。

「困ったらこっち見ろ」とベンチからサインを出すこともあったが、「3年になったら一切見ることはなかったですね」と当時を懐かしんだ。

 3年夏の甲子園(97年)は、今大会のように5人の投手をリードして全国制覇した。中谷監督は、林さんと相手チームの映像を見て夜遅くまで分析する日々を「楽しかった」と振り返る。「僕が思うのは、野球の奥深さ、厳しさが分かってきて、それを乗り越えたからこそ、そういった感情になったんだろうと思います」と、当時の教え子の成長を誇らしげに語った。

 林さんは、中谷監督と同時期の18年秋に京都文教の監督に就任した。今年5月に練習試合を予定していたが、中止となった。「負けるからやりたくないですよ(笑)。監督としてはるか上の方に行ってしまった」と素直に手腕を評価。高校時代から将来の監督候補だったことを明かし、「智弁和歌山の第2期黄金時代をつくってください」と願った。(義)

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