◆第21回キーンランドC・G3(8月23日、札幌競馬場・芝1200メートル、良)=1着馬にスプリンターズSの優先出走権

 サマースプリントシリーズ第5戦が16頭で争われ、5番人気のサウンドモリアーナ(牝4歳、栗東・武英智厩舎、父ミッキーアイル)は直線差し切り。重賞初制覇を飾った。

勝ちタイムは1分7秒7。2日のクイーンS以来、3週間ぶりの国内重賞となった武豊騎手だったが、宝塚記念(メイショウタバル)以来のJRA重賞372勝目。キーンランドCは初勝利となった。

 同馬は24年11月のデビュー戦から8戦連続でダート戦に出走。昨年9月の札幌スポニチ賞から芝へ挑み船橋S、モルガナイトSを連勝するなど3勝。前走の北九州記念で重賞初挑戦し6着に入っていた。

 武英調教師(サウンドモリアーナ=1着)「前走も道悪とハンデが重かっただけでしたからね。走った後も傷みはなかったです。展開ひとつで、(同厩のエーティーマクフィと)どっちがアタマだろうなと思えるぐらい状態が良かったです。結果、この子の展開だったなっていう風に思います。

(レースプランは)何も話はしてないですけど、大体そういう風な(先行する)競馬になるだろうなと思ってました。元々デビュー前から調教ですごく動いてたんですけど、ミッキーアイルの女の子っていうので、すごく前向きさがあった子で、息の入れ方とかがうまくいってない部分もありました。

馬が固まるまでダートを使いながら、そういう部分をうまく教えていけたかなと思います。年取ってからは全然そういう部分もなくて、スタートもちょっと遅れたりすることがあったんですけど、今はもうだいぶ安定して出られるようになりました。まだ若いんで、どんどんやっぱり一戦一戦伸びしろもあるのかなと思うんですけど。

(武豊騎手はキーンランドC初制覇)えっ、そうなんですか。良かったですねと言っておきます。

(武豊騎手に)芝って言ったときは『うーん』って言われたんですけど、ちょっと使うのが遅くなったのもあって。実際使ったら『芝いいわ』って感じで。『1200メートルがいいんだろうね』とも言っていました。

女の子ですけど、おとなしくてテンションの上げ下げもあまりない。お利口さんなので、まだまだ良くなるんじゃないかなと思います。

(スプリンターズSは)うちも出る馬が多くて、でも多分行くことになると思いますが、馬の様子を見て考えたいなと思います」

 武豊騎手(サウンドモリアーナ=1着)「非常に強かったので嬉しいですね。ある程度先行はしようと思ってましたけど、もし行く馬がいなければハナ切ってもいいかなっていうぐらいの気持ちでした。

 (道中の)手応えは良かったですね。ちょっと外に外に張りながら走ってたので、そこだけは気になったんですけど、直線はそのぶん逆にちょっと楽でしたね。もう直線向いて追い出したときに反応してくれたので、いいなと思いました。

 (キーンランドC初制覇で、札幌の重賞完全制覇)まあまあ。長くやってるんで。今日勝てて本当に嬉しいです。条件クラスのときから乗せてもらってたので、こうやって一つ一つクラスを上がってクリアしてくれて『この馬が重賞勝ったか』という感じで非常に嬉しく思いますね。ようやく馬が良くなってるんで、これからさらに大きい舞台も待ってると思いますけど、頑張ってほしいですね」

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