◆「2026ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」(8月23日、札幌競馬場

 22、23日の両日、札幌競馬場で行われた「2026ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」は横山典弘騎手(58)=美浦・フリー=が歴代最多の3度目の優勝。なお、JRA選抜261ポイント、外国・地方選抜187ポイントでJRA選抜が2年ぶりの勝利となった。

 あふれる喜びに笑いが止まらなかった。今回のWASJに最年長の58歳で出場した横山典が、17年ぶり史上最多3度目の優勝を見事につかみ取った。表彰式でマイクを握り、「ここに出るだけでも大変なのに、この年でこの場に立てて、まさか優勝できるなんて。ユタカ、辞められないね」とファンの爆笑を誘った。57歳の武豊が自身のホームページで「横山典弘先輩と一緒に、ワールドオールドスタージョッキーズを演出できたら最高です」とジョークを交えてつづっていた通りの大活躍で、高々と頭の上に優勝トロフィーを掲げた。

 土曜の第1戦は9着に終わったが、第2戦でキャントウェイトを直線抜け出しで勝利に導き、初日を32ポイントの2位で折り返して、“頂点”を虎視たんたんと狙っていた。14着に敗れた第3戦を終えた時点で、武豊が51ポイントで暫定1位となっていたが、最後の第4戦でミリオンクラウンを2連勝に導いてVを決めた。「チャンスはありそうな馬だったので一発狙っていました」と、ここ一番の勝負強さを見せつけた。

 この週末で自身は計4勝をマークして、22年12月3、4日の中京で4勝を挙げて以来の“固め打ち”だった。「天気も良くて、お客さんもいっぱい入っていたので楽しく乗れました。僕自身も今週、久しぶりに4つも勝てて、こんないい週はなかったですね」と、つい声を弾ませた。

 一緒に表彰台に上がった2位のロイドには「私の隣にいる1位となった騎手は本当に素晴らしいジョッキーなので、(表彰台で)並ぶことができてうれしい」と、尊敬のまなざしを向けられた。

改めて歴代単独トップの3度目優勝について質問されると、「長くやるもんですね(笑)」と目尻を下げた。世界各地から集まった名手たちを相手に、何よりも大切にするプライドを結果で守り切った。(坂本 達洋)

編集部おすすめ