◆JERAセ・リーグ 巨人2―3広島(23日・東京ドーム)

 38歳の観察力と勝負勘が際立った。同点の8回1死一、三塁、広島・秋山が2―1からの直球にバットを乗せた。

決勝の左犠飛だ。「坂倉の打席で球筋が見られた。配球は多少違うけど、ほぼ同じシチュエーション。アウトになった分も取り返してあげたかった」。4番打者は直前で一飛に倒れたが、目の前で見た5球を決して無駄にしなかった。

 何より燃えたのが親交の深い同学年の姿だった。4回に巨人・坂本が5号ソロ。「目の前でああいうのが見られると、僕も頑張りたいなと思う」。日米通算1880安打のヒットメーカー。「僕はホームランをたくさん打てるわけではない。やれることをしっかり」。6回にも一時勝ち越し打を放つなど、2安打2打点で4戦ぶりの5番起用に応えた。

「88年世代」の一角が連敗ストップと8月のビジター7戦目での初勝利の主役となった。積み重ねてきた経験と技術が勝負どころで輝いた。(直川 響)

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