5年ぶりの全国制覇を果たした智弁和歌山に、出場全試合安打の珍記録が誕生した。

 「8番・左翼」で全5試合でスタメン出場した山下晃平外野手(3年)は、初戦から決勝まで5試合で毎試合安打。

さらに、2年時の25年センバツの5試合、同年選手権の1試合と出場3大会の全11試合でヒットを放っている。

 山下は「(準決勝の)横浜戦前に言われて(連続試合安打だと)初めて気がつきました」と振り返る。

 さらに珍しいのが全11試合で1試合1安打ということだ。「全部1本です。どっちかと言ったら悔しいですね。2、3本は打ちたかったです」と言う。20日の決勝の健大高崎戦では2回に先制の右中間三塁打を放つ活躍も、同点に追い付いた8回1死一、三塁で空振り三振したが、その投球が暴投となり決勝点に。山下の空振りの瞬間が映像や写真が広く使われていた。

 智弁和歌山では、2000年春夏の小関武史が出場全11試合で安打を記録。96年春夏、97年夏の喜多隆史が10試合連続安打を記録しており、最多タイになるが、2選手は複数安打を記録しており、山下の記録の“希少性”が際立つ。

 こつこつ全試合で積み上げた大記録でもある。「甲子園は最高の場所でした。

(高校時代は)苦しいことしか頭をよぎらないですが、最後にみんなと笑えて良かった」と山下は笑顔で語っている。

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