◆JERAセ・リーグ ヤクルト6―8巨人(25日・神宮)
鮮烈な先制劇だった。ダルベックは感触をかみしめゆっくりと走り出した。
初回、浦田が四球で出塁。2番・佐々木がフェンス直撃の左中間二塁打を放ち、無死二、三塁の第1打席。先発右腕・吉村の初球、内角のスプリットを捉えると、打球は大きな放物線を描いて左翼スタンドに消えた。8球で3点を奪い、カード初戦、初回で好スタートを切った。
役割はどこだって同じだ。試合前まで105試合に4番で出場していたが、6月19日の中日戦(東京D)以来、2か月ぶり2度目の3番で出場。しかもポジションは出場35試合連続で一塁だったが、7月9日の阪神戦(東京D)以来の三塁に入った。それでも「いつも通り普段と変わらない心持ちで」と何事もなく、仕事をこなした。
世間は夏休み。
この日2三振でシーズン146三振。球団外国人記録の04年にT・ローズが記録したシーズン147三振にあと1となったが、それも強打者の証し。10戦ぶりの一発に「本塁打を期待されているのはわかっているんですけど、(三振は)やっぱり野球の一部なので。毎日打つことはできないですし、本当にシーズンの一部だと解釈しています」と助っ人。エース・山崎が右肩のコンディション不良で離脱するなど、残り29戦で試練に見舞われたチームを勇気づけるアーチとなった。(臼井 恭香)
【清水隆行Point】 ダルベックに不振脱出の兆しが見えた。初回無死二、三塁で先制3ラン。










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