◆米大リーグ ブルージェイズ2―13ロイヤルズ(27日、カナダ、トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手(30)は、本拠のロイヤルズ戦に「5番・三塁」で先発出場し6回に左翼フェンス上部直撃の今季21本目の二塁打を放つなど4打数1安打。打率は2割2分8厘となった。

大量リードを許す展開から、6回にスプリンガーの13号2ランに続いて、岡本が二塁打で一矢報いたが、反撃もそれまで。1勝2敗で対ロイヤルズに5カード連続で負け越し。試合がなかったワイルドカード第3枠トップのガーディアンズとのゲーム差は3・5に広がった。

 無惨な大敗に、岡本が必死に抵抗した。6回表を終わって0―10。チケット完売して4万2621人を集めた本拠地から珍しくブーイングが起きたその裏だった。2死からカークが右安、続くスプリンガーが中堅へ2ランを放ってベテランがチームを鼓舞すると、続くルーキーが応えた。カウント2―1からの4球目。低めのチェンジアップを捉えた。

 打球速度100・2マイル(161キロ)の当たりは、飛距離385フィート(117メートル)で左翼フェンス最上部に当たり客席に跳ね返った。際どい当たりだったが、ビデオ検証の結果も判定は覆らず、27号は幻となったが、今季21本目の二塁打を記録。不満がくすぶる場内にわずかながら、笑顔と歓声が戻った瞬間だった。

 「(打球は)よく見えなかったんです。ホームランになるとは思わなかったけど、抜けたらいいなとは思っていました」と、岡本。同カード初戦で9試合連続安打が途切れ、前日まで5打数無安打。この日も最初の2打席は凡退した。「徐々に、何かいいきっかけを見つけないといけない。点差もありましたし、こういう時は流れに引っ張られないようにと思って行きました」。復調の兆しを模索しながら迎えた打席で刻んだ安打だった。

 プレーオフ進出の正念場でア・リーグ中地区最下位のロイヤルズに大敗した。先発アリゲッティが先頭打者被弾などで4回4失点。前日のブルペンデーで負担が重なる中継ぎ陣も失点を重ね、ロッキーズを契約解除後、この日、契約したばかりのロレンゼンも投入。最後は外野手のストローが9回のマウンドに上がる屈辱の展開となった。「何とかダメージを最小限にしたかったけど、タフな試合になった。

移動日だったロレンゼンには2イニング投げてもらって感謝している」とシュナイダー監督。28日からは本拠にマリナーズを迎えて3連戦。いよいよ、踏ん張りどころだ。

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