巨人は阪神との天王山初戦で打線が沈黙し、痛恨の黒星を喫した。今季6度目の対戦となった村上に5回2死まで1人の走者も出せず、結果的に泉口の犠飛の1点止まりで4連敗となった。
ほぼ無風のジメジメ蒸した甲子園で巨人打線が湿った。神宮で今季最多タイ17安打で3連勝を飾った前夜から一転、村上に7回4安打1得点に抑えられた。橋上監督代行は「そう簡単に打てる投手ではない。序盤にちょっと失点してしまったので。なかなか細かい作戦を使う展開にならず、効果的な攻撃を仕掛けられなかった」と脱帽した。真夏の天王山初戦は完敗だ。
練習中、突然の豪雨のためフリー打撃を途中から室内に変更した。試合前に天候は回復したが気温28度、湿度87%と厳しい暑さ。初回、先発ハワードが近本に右翼ポール際に先頭打者本塁打を浴びた。
村上には直近3度の対戦で完封、完封、8回1得点と計26回で1点しか取れていなかった。この日も直球とキレ味鋭いカットボール主体の投球に大苦戦。5回2死まで1人も走者を出せなかった。「もう少しロースコアの戦いでいけば、足を絡められるような攻撃もできたかもしれないですけど」。先制を許し主導権を握られ後手後手に回った。
天王山3連戦初戦を落とし、ゲーム差は2・5に広がった。29日に負けるか引き分けると自力優勝が消滅し、阪神に優勝マジックが点灯するが「あと2つありますので。何とか明日しっかり取ってまず五分にして、連勝できるように精いっぱい頑張りたい」と前を向いた。
このカード5連敗で今季の対戦成績は7勝14敗。東京Dでは2勝10敗、甲子園では5勝4敗と比較的、相性の良い敵地で意地を見せて追い風を吹かせられるか。まだ何も終わっていない。(片岡 優帆)










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