◆JERAセ・リーグ 阪神3―1巨人(30日・甲子園

 甲子園の大歓声に背中を押され、阪神・才木浩人投手(27)が103球目を投げ込んだ。3―0の6回2死一、二塁。

泉口を147キロ直球で三飛に斬り、汗を拭った。6回5安打無失点で今季8勝目。巨人戦は24年7月30日(甲子園)から11連勝となり、62~63年の権藤博に並ぶプロ野球記録だ。「この前の巨人戦は負けたようなもの。気合を入れていった」。会心のリベンジに笑顔の花が咲いた。

 7月24日の前回対戦(甲子園)では、完封目前の9回2死からダルベックに逆転2ランを献上。この日は、その天敵も3打数無安打に封じて雪辱した。右肩周辺のコンディション不良のため、5敗目を喫した8月14日・広島戦(マツダ)から中15日で臨んだマウンド。“Gキラー”は「すごく大事なのは分かっていた。何とかこの流れを崩さないようにという気持ちで試合に入った」と胸を張った。

 3点リードのまま迎えた9回は、新進気鋭の工藤が4連投。

1点こそ失ったが、最後は2死満塁のピンチで佐々木を見逃し三振に斬り、4日連続セーブでライバル球団に引導を渡した。若き160キロ右腕の投入を決めた藤川監督は「ファンの方も分かる通りジャイアンツとの対決は特別なもの」と燃える思いを表現。「勝負強さも備わってきた。よく頑張ってくれた。素晴らしかった」と絶賛した。

 同一シーズンの巨人戦7連勝は1937年以来、89年ぶり。今季最多の貯金を18に更新し、2位とのゲーム差を同最大の4・5とした。前日の死球で「左前腕部の打撲」と診断された森下も、9回の右翼守備から途中出場。離脱は避けられそうだ。優勝マジックは2つ減って21。指揮官は「次は高橋遥人からスタートする」と9月1日・ヤクルト戦(神宮)の先発を明言した。このまま、突き進む。

(中野 雄太)

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