サッカーのアルゼンチン代表のスター選手で、39歳のFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が31日、北中米W杯3カ国大会限りで代表活動から退くことを明らかにした。

 6大会連続W杯出場となった北中米大会では決勝でスペインに敗れ、準優勝だった。

 メッシは自身のインスタグラムに「潮時であることは理解している。時間は限られており、一つの章は終わりを迎えるもの」などと思いをつづった。

 メッシは、長年闘病生活をしていた父のホルヘさんを、8月に亡くしていた。北中米W杯の1次リーグ初戦でメッシがゴール後に涙を流す場面があり、ホルヘさんの健康状態が思わしくないとみられていた。

▼メッシのインスタグラム全文

 「決勝戦から時間が経ち、じっくりと考えた末に、代表チームを引退することを皆さんに伝えたいと思います。

 辛い決断でしたし、今も心の奥底では痛みを感じていますが、潮時であることは理解しています。誓って言えるのは、あらゆるタイトルを手にしたここ数年だけでなく、それ以前から常に全力を尽くしてきたということです。このユニフォームのために戦い、ピッチ上で持てる力のすべてを出し切ってきました。サッカーを通じて皆さんに喜びを届け、アルゼンチン人であることを誇りに思ってもらいたかったからです。

 時間は限られており、一つの章は終わりを迎えるものです。そして、この章の終わりは私にとって深く心に響くものです。私は代表チームの一員であることを愛してきましたし、これからもずっと愛し続けるでしょう。

持てるものはすべて出し尽くしました。もう何も残っていません。それに、ここには素晴らしい若手選手たちが台頭してきており、彼らこそがこの場所にふさわしいのです。

 この20年間、たくさんの愛情を注いでくれてありがとう。ピッチから皆さんの声援が聞こえなくなるのは、本当に寂しいことです。これからは私も皆さんと同じ一人のファンとして、外から応援し、支えていきます(良い時も、そして悪い時も――特に悪い時こそ)。

 いつもそばにいて、美しくも困難なこの旅路を共に歩んでくれた家族に感謝します。この道を共に歩んだすべての監督、チームメイト、関係者の皆さんにも感謝を。忘れられない思い出と瞬間を胸に刻んでいきます。

 チームメイトと共に、かつては夢でしかなかった瞬間を皆さんに届けられたという安らぎと誇りを胸に、私は去ります。皆さんと共にこの経験ができたことは、本当に素晴らしいことでした。愛しています!

 私をアルゼンチン人として生んでくれた神に感謝します。

 行こう、アルゼンチン!

*この言葉は決勝戦の2日後、7月21日に書いたものです。今日、父に起きた出来事を経て、その思いは以前にも増して確固たるものになっています」

 ◆リオネル・メッシ 1987年6月24日、アルゼンチン・ロサリオ生まれ。39歳。13歳でスペインに渡りバルセロナと契約。成長ホルモンの分泌異常を治療後、17歳でトップチームデビュー。スペイン1部得点王8度、欧州CL得点王6度、バロンドール(世界最優秀選手賞)受賞8度。21年にパリSG、23年に米国・マイアミ移籍。08年北京五輪金メダル、21年南米選手権優勝、22年カタールW杯優勝。26年北中米W杯は準優勝。170センチ、72キロ。左利き。

編集部おすすめ