サマーマイルシリーズ最終、第4戦の京成杯オータムHが5日、中山競馬場の芝1600メートルで16頭によって争われ、ハンデ最軽量53キロのピコローズ(牝4歳、美浦・伊藤大士厩舎、父サトノダイヤモンド)が勝利。単勝10番人気の低評価を覆し、重賞初挑戦でいきなりタイトルを獲得した。

鞍上の三浦皇成騎手=美浦・鹿戸雄一厩舎=は、今年の重賞初制覇となった。

 インの7番手でじっくりと脚をためると、直線では馬群をさばいて差し切り勝ち。内伸びの馬場状態を見極め、持ち味の一瞬の脚も生かした会心のレースに三浦騎手はガッツポーズを見せた。「今までも乗せていただいた馬ということで、なおさら喜びがあります」と声を弾ませ「自分の中では1個は絶対勝たないと、と思っているので」と今年初タイトルの獲得に胸をなでおろした。

 伊藤大調教師は「あれだけの追い切りでプラス体重(4キロ増)で出せた時点で、いいと思っていました」と納得の表情。当週は美浦・Wコースでラスト1ハロン10秒8の猛時計を出し「今まではできなかった。初めての重賞だし、体が減ったらしょうがないと思って勝負の調教をしました。馬がよく耐えてくれました」と勝負仕上げで結果を出したのだから、喜びもひとしおだ。「デビュー戦から20キロも増えているからね」と今が充実期。次走は未定だが、さらなる飛躍に期待ができそうだ。(角田 晨)

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