MLBに現れた異次元の怪物投手ミジオロウスキー 平均166キ...の画像はこちら >>

歴史的シーズンを過ごすミジオロウスキー photo/Getty Images

ミジオロウスキーが刻む異次元の数字

米大リーグ、ミルウォーキー・ブリュワーズの右腕ジェイコブ・ミジオロウスキーが、歴史的なシーズンを送っている。米『Sports Illustrated』のトム・バーデュッチ記者は、今季のミジオロウスキーについて、2000年のペドロ・マルティネスを思わせる圧倒的な投球を続けていると分析した。



身長6フィート7インチ(約201センチ)の長身から、マウンド前方でボールを放つ独特の投球フォームを持つミジオロウスキー。リリースポイントが通常より前にあるため、打者が感じる「体感速度」は平均103マイル(約166キロ)にも達するという。記録された最高値は107.8マイル(約173キロ)に及ぶ。

その異次元の球威だけでなく、今季は投球内容そのものも突出している。24先発以上を条件としたライブボール時代の投手では、ミジオロウスキーの奪三振率は9イニング当たり13.4個。防御率2点未満で12奪三振以上を記録する投手は史上初のペースとなっており、2000年のマルティネスの11.8個をも上回っている。

さらに左打者に対する被打率はわずか.117。300打者以上との対戦を条件にすると、史上最低の数字を記録するペースだという。

ミジオロウスキーの速球は、追い込んでからさらに威力を増す。ストライクなしの場面では平均100.3マイル、1ストライクでは100.5マイルなのに対し、2ストライクでは101.2マイルまで上昇。必要な場面まで最高速度を温存する「速度の使い分け」も、健康を維持しながら結果を残している要因の一つとされている。

高めの速球も打者を苦しめている。
地面から3フィート(約91センチ)以上高い位置に投じた578球に対し、許した安打は11本。被打率は.104で、長打は二塁打1本だけだった。

さらに驚くべきことに、打者が3巡目に入ってもミジオロウスキーの勢いは衰えない。3巡目の対戦での被打率は.126。これはブレイク・スネルが2023年に記録した.121に次ぐ歴代2位の数字だという。

『Sports Illustrated』は、ミジオロウスキーの今季を、打高傾向にある現代のMLBにおいて2000年のマルティネスと並ぶほどの支配的なシーズンと評価している。異次元の球速と奪三振能力に加え、打者の左右を問わず圧倒する投球内容。ミジオロウスキーは、現代野球の歴史に残るシーズンへと突き進んでいる。

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