レアル史上最高額補強、まさかの“ベンチ要員”に? 「かなりベ...の画像はこちら >>

今季レアルに加入したヤン・ディオマンデ photo/Getty Images

220億円のディオマンデに試練

レアル・マドリードが今夏、RBライプツィヒから獲得したヤン・ディオマンデの起用法をめぐり、早くも現地で議論が起きている。

ディオマンデは固定額1億2500万ユーロ(約220億円)でレアルに加入。

最大1500万ユーロ(約28億円)のボーナスも設定されており、固定額だけでもジュード・ベリンガムを上回るクラブ史上最高額の補強となった。

19歳のウインガーは、昨季RBライプツィヒで頭角を現し、2026年W杯でも注目を集めた逸材。レアルとは2033年までの7年契約を結んでいる。

しかし、開幕から2試合を終えた段階で、ディオマンデはまだ一度も先発していない。ラ・リーガでは2試合に途中出場し、プレイ時間は合計32分にとどまっている。

さらに27日に行われた第2節のレアル・ソシエダ戦でも、ディオマンデの出場は終盤に限られた。レアルはキリアン・ムバッペのハットトリックなどで4-1と快勝し、ベリンガムも本来のパフォーマンスを取り戻すなど、先発メンバーが強烈な存在感を示した。

そこで浮上したのが、「ディオマンデをどこで使うのか」という問題だ。

スペインのラジオ番組『El Larguero』では、『as』の副編集長であるトマス・ロンセロ氏がディオマンデについて「今は先発に入れない」と指摘した。

理由の一つは、ディオマンデを起用した場合にチーム全体のバランスが変わってしまうことだ。

ディオマンデはスピードと突破力を武器とする、縦への推進力が非常に強いタイプ。そのため、彼を先発させればチームはより直接的な攻撃を志向することになる。
一方で、現在のレアルではベリンガムがキリアン・ムバッペの後方で自由に動くことが重要な役割となっている。

ロンセロ氏は、ディオマンデを先発させればベリンガムが約15メートル後方へ下がらなければならなくなり、現在のような自由を失ってしまうと分析した。

一方、右サイドをデンゼル・ダンフリースが上下動し、アルダ・ギュレルが中へ入る現在の形なら、ベリンガムをより攻撃的な位置に置くことができる。

アルバロ・ベニト氏もギュレルの存在を評価。ギュレルはボール保持時に内側へ入り、ベリンガムやベルナルド・シウバ、フェデリコ・バルベルデらと中盤で連係しながら、守備面でも貢献しているという。

つまり、ディオマンデの能力そのものが疑われているわけではない。

むしろ問題は、スター選手があまりにも多く、約220億円を投じた19歳の逸材でさえ簡単には先発に入れないことにある。

ロンセロ氏もディオマンデについて「本当にとても良い選手」と評価している。それでも現状では「かなりベンチを温めることになる」と予想。

レアル史上最高額の補強となったディオマンデが、まさかの“スーパーサブ”という立場からシーズンをスタートさせる可能性が浮上している。

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