無人航空機の設計・製造を手がけるオーロラ・フライト・サイエンシズは2026年6月23日、開発中の実験機「X-65」の主翼が、米バージニア州の実験施設に到着したと発表しました。
X-65は、DARPA(米国防高等研究計画局)が主導する開発プロジェクトの実験機です。
その原理は、14個のエフェクター(翼面上の小孔)から加圧空気を噴射し、ピッチ、ロール、ヨーを制御するというものです。
このような機体構造は、機構の複雑さを軽減するとともに、揚力向上による短距離離着陸性能の改善や、空気抵抗の低減による燃料消費の抑制といった効果が期待されています。機体全体の性能向上を目的として考案された技術です。
主翼は非常に特徴的な形状をしており、デルタ翼に似ていますが、中央部分は空洞になっており、骨組みだけが残されたような構造となっています。
すでに胴体は同施設に到着しており、今後組み立てが進められる予定です。また、機体の電気系統、推進システム、およびアクティブ・フロー・コントロール(AFC)システムの統合作業も進行中とのことです。
X-65は翼幅9.1m、総重量約3.2tの実験機で、2027年の初飛行を目指しています。地上試験は2026年後半に実施される予定です。

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