地域のつながりをどう守るか。なり手不足に悩む自治会が、8年ぶりの盆踊り復活に沸く姿を追いました。



8月15日、三重県津市で開催された盆踊り。実は開催は8年ぶりです。津駅から北に約5キロ離れた1300人ほどが暮らす豊野団地。祭りを主催していた自治会の高齢化による担い手不足に新型コロナが追い打ちをかけ、2年に1度行われていた祭りは2018年を最後に途絶えていました。

自治会の高齢化などで途絶えた“盆踊り” 8年ぶりに復活 祭り...の画像はこちら >>

祭りの復活に動いたのは、ことし新しく自治会長になった中宮寛雄さん(42)。

(津市 豊野第1自治会 中宮寛雄会長)
「祭りを通じて、近隣に誰が住んでいるか分からない状況が少しでもなくなれば」

(自治会役員)
「近所の人のことをもう少し分かるようになるなら、いいと思う」

自治会の高齢化などで途絶えた“盆踊り” 8年ぶりに復活 祭りを通じて近所付き合いの希薄化解消へ 三重・津市
CBC

負担を嫌って年々加入者は減少…

ほかの役員からも賛同を得られましたが、課題は…

(津市 豊野第1自治会 中宮寛雄会長)
「そこまで負担にならないようにしたい。小さくスタートして、年々バージョンアップしていけば」

主催する自治会の負担です。

自治会の高齢化などで途絶えた“盆踊り” 8年ぶりに復活 祭りを通じて近所付き合いの希薄化解消へ 三重・津市
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そもそも自治会とは、同じ地域に住む住民が「住みやすい町づくり」を目的に、回覧板での情報の伝達や清掃などを行う住民団体。共働きの増加などライフスタイルの変化により、負担を嫌って年々加入者が減っています。

総務省によると、2010年は78%だった自治会などの加入率は、10年で71.7%まで低下しました。

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負担軽減のため“アプリ”を導入

自治会の負担を減らそうと、新たな取り組みを始めた地域があります。

岐阜県各務原市の川島緑町。約30年前にできた新興住宅地で、若い世代が多いのが特徴です。2025年から、電子回覧板アプリを導入しました。



(各務原市 緑町自治会連合会 木村徹之会長)
「役員・自治会長の負担軽減というのが一番大きい」

各家庭への広報紙の配布や、急なイベント中止の電話連絡などが不要になり、アプリによって効率化が進みました。

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負担を減らした上で、防災・防犯の観点から自治会の存在は必要だと考えています。

(各務原市 緑町自治会連合会 木村徹之会長)
「人のつながりが一番大事になってくる。昔から“向こう三軒両隣”と親からも言われてきたし、最後は人のつながりで町全体がうまくいくのではないか」

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「久しぶりに開催されてうれしい」「楽しかった」

「近所付き合いの希薄化」を解消するために、再び開催に乗り出した豊野団地の盆踊り。

金銭面の負担も抑えるため古い機材を利用したり、知人にボランティアを頼んだりと工夫を重ねます。

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そして、迎えた祭り当日。会場には多くの住民の姿が…

(参加者)
「これだけ子どもが集まると元気がもらえていい」
「久しぶりに開催されてうれしい」
「楽しかったです」

形を変えて復活した盆踊り。思い描いた景色が、8年ぶりに町に戻ってきました。

自治会の高齢化などで途絶えた“盆踊り” 8年ぶりに復活 祭りを通じて近所付き合いの希薄化解消へ 三重・津市
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(津市 豊野第1自治会 中宮寛雄会長)
「これだけ来てもらえたので安心。やって良かった。準備も大変でしたが、この景色を見れば大変さも吹き飛びます」

Q.ずっと続けていきたい?
「ずっと続けていきたいです」

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