◆JERAセ・リーグ 広島1―9ヤクルト(29日・マツダスタジアム)

 ヤクルト・山田哲人内野手(34)が29日、広島戦(マツダ)に「4番・一塁」でスタメン出場し、今季7試合目の出場で、今季初本塁打となる1号を放った。3―0の5回1死走者なしで2番手右腕・岡本から中堅左にソロを放った。

 待望の一発が出た。3―0とリードした5回1死走者なしの3打席目。1、2球目は空振り。2球で追い込まれたが、149キロ直球を振り抜いて、中堅左に運んだ。「あの打席は追い込まれていたので、何とかコンパクトにと思っていたんですけど、角度もついてくれて、1番いい結果になったかなと思います。(高めの直球を)ノーマークにしていなかったというか、一応そういうのも頭に入れてその打席は立ってました」と振り返った納得の一打だった。

 8月29日。チームは今季116試合目を迎えて、ようやく出た待望の1号。14年から昨季まで12年連続で2ケタ本塁打を放っていた山田にとっては通過点に過ぎない。だが今季は、キャンプ中に「左内腹斜筋肉離れ」で離脱。さらに6月には2軍での出場を始めたが、左太もも裏の張りで再びリハビリ生活に入った。

 1軍でプレーできない日々が長らく続いたが、22日の中日戦(バンテリンD)で初昇格。

出場7試合、18打席目にして出た今季の初ホームランだった。山田は「いい当たりでしたし、うれしいですね」といいながらも「悔しいという気持ちの方が強いですけどね。打てたのはうれしいですけど」とチームを思う山田らしく、本音もこぼした。

 15年には38発で本塁打王にも輝いた実績も持つ山田。プロ通算312号で、現役では中村剛也(西武)の482本、浅村栄斗(楽天)の315本に次ぐ3位だ。3位のDeNAを1・5ゲーム差で追う4位。日本一から最下位まで経験している34歳は「なんとかたくさん打って、貢献したいなと思います」と気を引き締め直して、次戦以降を見据えていた。

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