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昭和スターのように「プロマイド」撮影してもらった

2017年11月13日 10時42分 ライター情報:高柳優/イベニア
1980年代風のプロマイド撮影


マルベル堂の「プロマイド」をご存知でしょうか? プロマイドとは、スターを販売目的で撮影した写真のこと。昭和の時代、ファンは好きなアイドルの写真を買い集めていたものでした。その代表ともいえるのが、東京・浅草のマルベル堂のプロマイドです。
http://www.marubell.co.jp/promtop.html
※マルベル堂さんで扱う写真は、頭文字がBの「ブロマイド」ではなく、Pの「プロマイド」と呼ばれています。

浅草の新仲見世通りにあるマルベル堂

マルベル堂の店内。スターのプロマイドがたくさん!


大正10年創業のマルベル堂は、スターのプロマイドを数多く撮影し販売しているお店。普通の写真館と同様に記念撮影もできるのですが、3年前より個人のプロマイド撮影「マルベル80‘s」も行っています。もちろん往年のスター風に仕上がるとのこと! どんな写真ができるか体験してきました。


潜入! これがプロマイドの撮影現場だ!


マルベル堂店長の武田さん


撮影スタジオは、浅草・新仲見世通りの販売店から徒歩数分の立地にあります。カメラマンは店長の武田さん。実はこの「マルベル80‘s」の考案者でもあります。「最初の頃はいろいろ大変だったんですよ」と屈託のない笑顔で、苦労話も楽しく語ってくれました。

まずベースメイク道具があるメイクルームに案内されました。ここでメイクやヘアセットを自分で行います(別途オプションでヘアメイクをお願いすることも可能)。

メイクルーム(画像提供:マルベル堂)


さらに、スタジオにはたくさんの衣装が! 衣装は性別、年齢を問わずさまざまなものが用意され、衣装に合わせる小道具もあります。

さまざまな衣装や小道具(画像提供:マルベル堂)


これだけで撮影が始まるという雰囲気が高まり、ちょっと緊張してきます。しかし、武田さんはニコニコ。

武田さん「出身どちらなんですか」
武田さん「好きな芸能人っています? あ、高岡早紀でしょ?」(何で決め打ちするの?……好きだけど)

ずっと会話をリードしてくれます。武田さんに伺ったところ、パパッと写真を撮って終わりではなく、このプロマイド撮影という空間・時間を楽しく過ごして欲しい、そしてリラックスして欲しいという思いがあり、急かしたりしないとのこと。学生時代の卒業アルバム撮影と全然違って、不安が消えてきましたよ~。

まずは友人の撮影から。ノープランだったので、武田さんと話しながら決めていくことに。

光GENJI風バンダナもあります


武田さん「こういうポップな感じがいいんじゃないかな?」
友人「年だから恥ずかしい……」
武田さん「何言ってるの! バンダナも巻こうよ」

会話しながらイメージが組み立てられていきます。ちなみにお客さんで多いのは、プロマイド世代の40代~50代よりも、実は20代、次いで30代。インスタグラムなどで写り慣れているのか、女性のほうが多いそうです。

そして撮影本番。この間一緒に来た人は見学自由。さらには自分たちでこの様子を撮影してもOK! できあがったプロマイドと比較すると、実はこうやって撮っていたのか、という再発見ができます。

ポーズについてもアドバイス


ポーズも細かく指示してもらえますが、プロマイドの場合は特有のポーズがあるとか。

「プロマイドって、一見誰にでも撮れそうですが『ファンのためのもの』であるのが第一」と武田さん。

「大好きなスターと目が合えば、ファンはときめきますよね。だから顔は必ず正面を向いて、ファンを見つめているんです。ファンは爪の先まで見たがります。だから指を使うんです。プロマイドはスターとファンを身近に結ぶものなんです」

友人1号、照れながらもアイドル姿に慣れ、その後Gジャンに着替え。武田さんから「ラジカセ持ってきて!」の指示が飛び、スタッフさんがすぐに真っ赤なラジカセを用意。

スタッフさんがすぐさま道具を用意


定番小道具が用意されているのも、プロマイド撮影ならではの魅力。ローラースケート、クリームソーダ、背景に色紙を貼るといった演出で、一層のポップ感が醸し出されます。昭和を思い出すラジカセは、ここで初めて実物を見るという若い子も多いのだとか。なかでもスゴいのが、椅子。



一見普通の椅子ですが、古くは吉永小百合や山口百恵、キャンディーズなど、歴代のアイドルやスターたちが実際に撮影で使用した椅子なんです!

伝説の椅子と一緒に、アロハ姿で撮影


もちろん今回も使用。アロハ姿(フックン風)衣装を身に着けた友人2号撮影の際には、背景も変えて武田さんの指示で椅子を後ろから抱くポーズに。ちなみに撮影は連写せず、そのつどシャッターを切る一発勝負。撮影のたびにその内容を確認することも可能です。

写りを確認。小道具は赤電話(ダイヤル式!)


「難しいことではなく、マルベル堂が長年続けてきた伝統の撮り方を、今の人たちにも合うようにやっているだけ。当たり前のことしかしていません。ただ、プロマイド撮影には全身全霊で挑んでいます」と言う武田さん。逆に、プライベートではカメラは持ってないそうです。うーん、すごいプロ意識!

往年の大映ドラマや「ビー・バップ・ハイスクール」を思い出す学ラン姿


ライター情報: 高柳優/イベニア

ヒラメキが得意なクイズ&パズル作家。
言葉遊びやゲームやミステリーなど、頭脳系エンタテイメントが大好き。
笑えること、珍しいこと、やらしいこと、しょーもないことが好物です。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    赤い夕陽よ 燃え落おちて 海を流れて どこへゆく♪    昭和といえば銀幕スターのこれでしょう

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