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「コウノドリ」妊婦やお母さんを責めない、無理に謝罪させないドラマの矜持。今夜どうする「出生前診断」

2017年12月15日 09時45分 ライター情報:むらたえりか
「悲しみが、繰り返される人がいる。
悔しさが、繰り返される人もいる。
それでも、生きている限り、明日はやってくる」


12月8日放送の金曜ドラマ『コウノドリ』第9話(TBS系列)。
流産を3回繰り返し「自分は“不育症”ではないか」と疑う女性・篠原沙月(野波麻帆)が登場。沙月、そしてペルソナの医者たちが、それぞれの明日を探した。

第9話 あらすじ


過去に2度の流産を経験している沙月。再び妊娠してサクラ(綾野剛)の診療を受けるも、エコーの結果、3度目の流産をしていることがわかった。沙月は「私、“不育症”ですか?」と自分の身体を疑い、検査を希望。助産師の小松(吉田羊)は、沙月の心を心配していた。
同じ頃、四宮(星野源)は入院した父・晃志郎(塩見三省)の見舞いのため、故郷・石川県能登に帰省。そこで、父親の代わりに緊急帝王切開を担当することになる。

サクラ「こんな近くに、世界一の味方がいる」


TBS系金曜ドラマ『コウノドリ』公式ガイドブック (ヤマハミュージックメディア)

沙月「3回も流産するなんて、やっぱり……、私のせいですか?」
サクラ「それは違います。初期の流産は、ほとんどの場合お母さんが原因ではありません。偶然が重なって起きたんだと思います」
小松「篠原さん、流産してしまった人の中には『働いていたから』とか『重いものを持ち上げたから』とか、自分のせいにするお母さんが多いんだけど、そうじゃないんだよ」

『コウノドリ』を見ていると、妊娠・出産・育児に関して自分を責める女性の多さを改めて痛感する。
完璧な育児と仕事の両立ができないこと。
未熟児として産んでしまったこと。
病気を背負わせてしまったこと。
理想のお母さんでいられないこと。
上手に愛してあげられないこと。
産んであげられなかったこと。
家族や夫婦のもとに生まれてくる赤ちゃんなのに、どうしても母親たちは自分を追い込まずにはいられない。サクラや小松は母親たちをいつも励ましてくれるけれど、その声は、最初はなかなか届かない。

沙月もまた、流産が続くのは自分が「不育症」であるせいではないかと悩む。
不育症とは、妊娠はしても流産や死産、新生児死亡などを繰り返して、結果的にはこどもを持つことができない病態や症候群のこと。不育症でも、正しい検査と治療をおこなえば、約85%の女性が妊娠・出産することができる。

「不育症検査終わったよ。修ちゃんすごく不安」

メールを打った沙月だが、夫の修一(高橋光臣)に送らずに消してしまった。帰宅した修一に検査について聞かれても「普通」と答える。

ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

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