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「バカボンのパパよりバカなパパ」赤塚不二夫の視点も交えて更に1話を検証したのだ

2018年7月14日 09時45分 ライター情報:近藤正高
NHK総合の土曜ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」(夜8時15分~)は、先週放送の第2回が放送途中に千葉で起きた地震の報道により中止になったため、今夜あらためて放送される。

先週は地震だけでなく、西日本の豪雨関連の報道で7時のニュースが延長された関係により土曜ドラマの前の時間帯の「ブラタモリ」が休止となった。「バカボンの~」の第2回の冒頭には、「ブラタモリ」の放送があることを念頭に置いてか、タモリをめぐるエピソードが出てきただけに、今週2つの番組が続けて放送されるのは、むしろあるべき形ともいえる。
『赤塚不二夫120%』(小学館文庫)。赤塚が女性遍歴も含め自らの半生を赤裸々に語った自伝的エッセイ

父娘で食い違う赤塚不二夫と後妻の出会い


さて、先々週放送の第1回では、マンガ家の赤塚不二夫(玉山鉄二)が前妻の登茂子(長谷川京子)に勧められる形で再婚するまでが描かれた。これについては、先週掲載のレビューでも、主にドラマの原作である赤塚の娘・りえ子の同名書(幻冬舎文庫)を参照しながら振り返ったわけだが、せっかくなので赤塚本人の視点からもこの再婚について見ておきたい。

赤塚不二夫は著書『赤塚不二夫120%』(小学館文庫)のなかで、自身の女性関係について《ある時期から、メチャクチャ女性と遊ぶようになった。どうしてそうなったのかなぁ。とにかく、毎日のように違う女性を連れ込んでいたもの。200人や300人じゃきかないよ》といった具合にけっこう赤裸々に記している。

のちに結婚する眞知子(ドラマでは比嘉愛未が演じている)と出会ったのもこのころ(1970年代)で、当時彼女は、赤塚の友人のカメラマンのアシスタントをしており、赤塚によれば、カメラマンを交えて時々飲みに行ったりしていたという。やがて赤塚が眞知子を登茂子に紹介したところ、二人は仲良くなってしまったのだとか。

赤塚りえ子の前出のドラマ原作本では、赤塚と眞知子の出会いについてよりはっきりと、1975年に新宿の「ナジャ」という店で催された餃子パーティーで、眞知子(当時26歳)を見初めた赤塚(同40歳)がコースターに自分の電話番号を書いて彼女に渡したと書かれている。そのうちに二人が付き合い始めると、りえ子はしょっちゅう父の家へ遊びに行くようになったという。眞知子を登茂子に紹介したのも、実際にはりえ子らしい。

もっとも、赤塚の著書では、このころにはほかに付き合っていた恋人がいて、眞知子とはまったく結婚する気などなかったと書かれており、どうも話が食い違う。

ライター情報

近藤正高

ライター。1976年生まれ。エキレビ!では歴史・科学からドラマ・アイドルまで手広く執筆。著書に『タモリと戦後ニッポン』(講談社現代新書)など。愛知県在住。

URL:Culture Vulture

「「バカボンのパパよりバカなパパ」赤塚不二夫の視点も交えて更に1話を検証したのだ」のコメント一覧 3

  • 匿名さん 通報

    話しとは関係ないですが、腹巻は内臓を温め本当に体に良いです。

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  • 匿名さん 通報

    話とは関係ないですが、パパの鼻の毛は鼻毛ではなくてヒゲですのだ。

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  • 匿名さん 通報

    200人か、300人。。この人有名だったけど全く知らんかった。今の売れっ子漫画家さんが同じ事したら、雑誌がスクープのネタにするだろうな。

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