バトル・オブ・スーパールーキー戦、いよいよラストに登場じょう!
歴代優勝者が出場した第10回高校生RAP選手権優勝者だ。
鄭大世(チョン・テセ)が審査員のフリースタイルダンジョン『フリースタイルダンジョン』の5th season Rec 5-4(→公式、→テレビ朝日、→Abema)。


Rec4登場時、「革命映すテレビ朝日ぃぃ明るい未来は手の中にぃぃ」( 「フリースタイルダンジョン」崇勲絶叫「やだやだやだ」じょう「何にも思わないすねぇ」)、「今じゃ二流のアイドルと写真撮ってフル勃起ぃぃ」(「フリースタイルダンジョン」感動ポルノみてぇな感情の持っていきかたがマジでムカつくんだわ)と強烈かつユーモラスなディスを繰り出した。

最初の対戦。
モンスターはACE(→twitter)。

じょう、ノリノリで、ACEのターンでも飛び跳ねて暴れまくる。
「やっぱりACEが韻踏んでもシーンってなっちゃうシーンになっちゃうしー」とディス。
調子がでず乗り切れないACEをクリティカルで制す。


第二戦のモンスターは輪入道(→twitter)。
前戦から声が枯れて、さらにキツそうになっている輪入道(→鄭大世が「フリースタイルダンジョン」に!高ラ軍団に裂固、輪入道はどう立ち向かったか)。
そこに対して、じょうは、すかさず
「どうしたん? さっきので声が枯れてる
俺はHIPHOPに恋い焦がれてる」

と食らわして、またもクリティカルでじょう勝利する。
「フリースタイルダンジョン」じょうからFORKへ強烈ディス「ネタを用意してるだけのおっさんやろ?」
フリースタイルイラスト/まつもとりえこ

第三戦、モンスターFORK。
ラウンド1。
FORK「チャレンジャーは何回もやるもんじゃねぇんだ」→じょう「だったら何回もチャレンジャー達に負けんなよ」
とガッチリ返して、
「いつもいつも密度濃いディスのネタを用意してるだけのおっさんやろ?」
と、かつて何回かあった準備してた感の強いネタを的確にディスるじょう。

その後の「韻に使われてるだけの作業員」も強烈。
FORKは「出たな、あいつもネタこいつもネタって騒ぐヘイター仕留めるターミネーター」と返す。
じょう、「姓はICE BAHN 名はFORKだ」 は? 親の顔が見てみたいわボンクラ」で〆る。
ガンガンに的確に攻めたチャレンジャーが勝っててもよかった気もしたのだが、3対2でFORKの勝利。

ラウンド2。
0から1を生み出すという話題で、お互いもっさりしながらやりとりする。

それを吹き飛ばすがごとく、じょう、最後に「ぶち込む核心 勝つのは確実」
で声量を上げ、拳をあげて、憎々しい表情で決める。パフォーマーとしてもすごい。
FORKが
「でけぇ声出してバイブスで勝負か? そんなんじゃ倒せねぇモンスター」
と、ひっくり返す。
だが、じょう、軽快にノリノリ「次ならねぇ」「隙間風」で韻を踏み、
「モンスター全員ぶちかませ 噛めば噛むほど味が出る茎わかめ」
で最高潮、ゴリラポーズをかまして、ノリを変えて、
「FORKなんて適当 言語 吐いてるだけ」
打つ手の多彩さ。
さらに
「最後言っちゃお【コンプラ】」
字幕にはコンプラって入ってるが、映像を見る限りでは、じょうはマイクを外し、声を出さず口パク。
ビートは、DrakeのOverだ。

「俺のことをそろそろ認めろよ、冗談じゃねぇぜ あん?」って歌詞が入っている名曲。
俺も、じょうを認めたほうがいいと思う。
審査は、3対2でじょうが負ける。
(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ