「筋トレで世の中の悩みはほぼ全て解決できる」と説き、Twitterフォロワーが30万人を超えるマッチョ社長・Testosterone。本連載では、世の中の悩める男性に喝を入れ、筋トレによるライフハックを提案します。

あおり運転されても報復なんて考えるな 筋トレで自信をつけて冷静に対処しろ

最近、高速道路での「あおり運転」が社会問題化しているようだ。きっかけは今年6月に東名高速で起こった死亡事故だ。パーキングエリアで駐車の仕方を注意され逆上した男が、注意した家族が運転する車を執ように追い回したり進路を妨害したりして、追い越し車線に停車させたことが原因で、後続のトラックが追突。あおり運転は言うまでもなく罰則のある違法行為だが、警察の発表によると、2016年には7625件も摘発されているという。
もしも運悪く被害にあったら……。対処方法はたった1つである。

あおり運転されても報復なんて考えるな 筋トレで自信をつけて冷静に対処しろ
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一に無視、二に無視、三も四も五も全部無視!


あおり運転をされたときには、まともに取り合わないことに尽きる。万が一、目の前で車を止められることもあるかもしれない。その際、降りてきた相手に売られたケンカを買ったり、報復しようと考えるなんてもってのほかだ。
あおり運転してくるようなやつは、「大きな事故につながったらどうしよう」とか「警察に捕まったらどうしよう」という、ごく普通の思考ができない人間だ。頭のネジが吹っ飛んでいる狂った奴である可能性がめちゃめちゃ高い。そんな奴の相手をしていたら命がいくつあっても足りない。高速道路などであれば後続車両に追突されるリスクもある。


きっとあおられた側には非がないパターンがほとんどだと思うので、因縁をつけられて腹が立つとは思う。また、怒り狂う相手に対し、焦って謝りたくなる人もいるだろう。だが、とにかく車のなかでじっとしておくことが吉だ。幸い、窓とロックを閉めておけば車がシェルターとなってくれる。「外は嵐、自分は安全なシェルターの中にいる」という状況で、わざわざ外に出る人はいないだろう? 同じように、車のなかにいることが一番安全なんだ。とにかく外に出てまともに相手したらダメ。


もし君が、家族や彼女とドライブ中であれば「かっこいい姿」を見せるべく、相手の挑発に乗ってしまうかもしれない。君のプライドがその場から逃げることを許さないかもしれない。だが、何を差し置いてでも、まずは家族や彼女の安全を守らなければならない。頭のネジが外れた相手だから、家族に危害を与える可能性だってある。安全第一。焦らず慌てず警察に通報して車内待機! 家族や彼女の安全を守ることが一番カッコイイし、男らしいんだ。



“自信”が冷静さをもたらし、その自信は“筋トレ”がもたらす


ま、そうは言っても緊迫した状況で、冷静な対応はなかなか難しいだろう。そんなとき、君に冷静さをもたらすのが「一戦交えたら、最終的には俺が勝つ」という自信だ。ようは、腕っぷしの自信だ。この自信があれば精神的な余裕も出て、冷静な判断ができるようになる。この自信は、別に格闘技を習わなくても手に入る。そう、筋トレだ。筋トレによって筋肉がつけば、自然と自信がつくのである。
筋トレに励んでいる男のパワーが一般人を上回るのは明らかだ。君自身だけじゃなく、大切な人を守る意味でも筋トレをやってみてほしい。

念のために言っておくが、本当に一戦交えることはNGだ。強さは、決して振りかざすためにあるのではない。冷静さを保つためにあるのだ。そこを間違えてしまうと、件のあおり野郎と大差なくなってしまう。



「イラッとする」原因は、自分自身にあり


あおり運転から少し話がずれるが、普段の生活でついついイラッとすることはあるだろう。このとき感じたイライラだが、その原因の大部分は相手にあるのではない。実は君自身にあるのだ。
あおり運転されても報復なんて考えるな 筋トレで自信をつけて冷静に対処しろ
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まず、君がイラッとするときは、十中八九自分の心に余裕がないときである。人生がうまくいっていない、仕事が行き詰まっている、自分が嫌いで仕方ない……。現状に不満を持っているときには、すでにイライラが溜まっている。結局、イラッとした相手の発言は単なるキッカケに過ぎないのである。反対に、君の仕事やプライベートが上手くいっていれば、ちょっとやそっとのことではイラッとしないはずだ。そう考えると、イラッとした相手を責める前にやるべきことがあるはずではないだろうか?

そして、イラッとする2つ目の原因が、言われたことが図星であるから。例えば、筋肉質で引き締まったカラダの持ち主に「おい、デブ!」といくら言っても何とも思わない。このとき「デブ」と言われイラッとする人は、太っている人で、なおかつ「ダイエットしなきゃ」と思いつつ結局できていない人。後ろめたさのある人なのだ。つまり、イラッとしたということは、自分の潜在的な悩みや見て見ぬふりしていた部分があるサインとも言える。この場合、相手にイラッとするのではなく「気づかせてくれてありがとう」と思って、改善するほうが得策だ。

イラッとすることが多い人は、この2つのポイントを意識するだけでだいぶ変わってくるだろう。とはいえ、今回のテーマであるあおり運転の様な被害にあった場合は、今言ったイラッとしたときの対処法とは状況が何もかも違いすぎるので参考にはならない。とにかく、冷静に身の安全を確保することが一番。それには筋トレが役立つのでやっておこう。
(Testosterone)