「もう長いこと、ブラを全くつけていない」という女性、実はけっこう多いかも?

といっても、これ、別にノーブラで過ごしているという話じゃない。
今では誰もが持っているポピュラーなアイテム、ユニクロ「ブラトップ」の出現のせいで、気づくと毎日ブラトップばかり着ていて、普通のブラをする機会がなくなったという人が多いと思うのだ。

実際、ネット上でも「ブラをやめてラクになった」という声は多数見られる。

「ブラトップ」などのカップつきキャミやタンクトップの何がラクって、「ワイヤーの食い込みがなく、痛くならないこと」「締め付けや圧迫感がないこと」「下着のラインや肩紐が服に響かないこと」「背中や脇に、ブラによる“ハミ肉”が起こらないこと」。加えて、人によっては「肩こりがなくなった」「痒みが起こらなくなった」なんて声もある。

ただし、ラクだからといって、ずっとブラトップを着続けていて、自分の体型の変化に気づかないということはないだろうか。
毎日着て毎日普通に洗濯をしているうちに、いつの間にかのびてしまっていたり、カップの形が崩れたりして、それを着続けることで体型が崩れる……なんてこともあるかも?
というのも、ブラの場合は、正しいお手入れ方法や捨て時などがときどき語られるが、「ブラトップ」の正しい洗濯の仕方や干し方などについては全く知らない気がするのだ。
そこで、ユニクロに「ブラトップ」の正しいケア方法を聞いてみた。


「ブラトップは、洗濯ネットに入れて洗濯機洗い可能です。また、普通のタンクトップと同じくハンガーにかけて干して良いです」
普通のブラと違って、素材の性質上、「カップのかたちを整えて干す」なども必要ないようだし、かなり雑に扱っていたけど、特に問題なかったようだ。

では、正しい「しまい方」は?
「長く、きれいにお使いいただくためにも、保管する時は縦に折ったり、カップを裏返したりしないでください。カップの形を崩してしまう原因になります」
基本的にはお店のようにハンガーに吊るしたりせず、二つ折りで引きだしにしまうのもOKのよう。

また、買い替え時の目安については、洗濯の状況や着用頻度によってもまちまちなので、一概には言えないということだ。

普通のブラの買い替えどきは、一般に「ワイヤーが痛くなる」「アンダーがズリ上がる」とか「調整してもストラップがズレる」「生地が脆くなる、シワシワになる」「洗濯タグの印字が薄くなる」「フィット感がなくなる」などと言われる。

もともとラクなブラトップの場合、そうした基準に当てはめるのは難しいが、少なくとも「生地が脆くなる」「フィット感がなくなる」のはNGだろうし、「着用時のシルエット」を自分でチェックしていく必要はあるだろう。

それにしても、普通のブラに比べて、洗濯の仕方も、干し方もしまい方も、どれもこれも注意事項があまりない「ブラトップ」。着心地のラクさだけでなく、いろんな意味で本当にラクちんである。
この夏もまた、多くの女性が「ブラをしない季節」になってしまいそうだ。
(田幸和歌子)