リアル過ぎです、「爬虫類ペン」
ゴム製で本物そっくりのトカゲやカメレオンの鼻先から、ちょこんとボールペンが出ています。
一応筆記具なのでそれなりに書く事は出来ますが、書きにくさは変なボールペンの中でも飛び抜けています。
こんなのが机の上や筆箱の中に入っていたら、知らない人が見れば確実にビックリするでしょうね。

私の場合このペンをOPA藤沢店内の雑貨屋さんで偶然見つけ、驚いたと言うよりも余りの無理矢理さに脱力感さえ覚えました。

今ではもう売ってないかと思われますが、1匹260円とリーズナブルだったので、調子に乗って6匹も買ってしまいました。6匹は全て種類の違う実在のトカゲとカメレオンを忠実に模していて、腹の部分に種類名まで刻印されている程のこだわり様。それでいてメーカー名はどこにも無く、ただ「CHINA」とあるのみです。

まぁこのペンは少しストレート過ぎる感もありますが、こういった書く事を第一目的としない筆記具というのは見ていて楽しいですね。

ちなみに、（有り得ないとは思いますが）インク使い切ってもリフィルの交換は出来ません。
その場合は思い切ってボールペンを抜いちゃって、トカゲの玩具として使うのもいいかも知れませんね。

え〜と……、見た目の「有り得なさ」から、ひどい事ばかり書いてしまいましたので一応フォローしときますが、今回紹介記事を書くにあたり改めてこのペンを見直してみると、実は結構ちゃんとした作りである事が判明しました。

インクが減った時の空気抜きの穴もデザイン上無理なく開けられており、ペン軸が真っ直ぐ入るように微妙に鼻先のラインが修正されているなど、しっかりした企画の元に製作されているようです。

妙なこだわりや種類の多さからも伺える通り、どうやら我々が思っている以上に、真剣に爬虫類のペンが作りたかったみたいですね、これ作ったメーカーは。（館長／ボールペン博物館）
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