有楽町で200年前の缶詰が試食できる
(上)200年前の復元商品、ポトフとイチゴピューレ(下)派手!!なマツタケ缶詰ラベルとサケ缶詰「GEISHA」のラベル
2004年は缶詰の製造原理が発明されて200年目にあたる記念の年なのだそうだ。

1795年にフランス政府が12000フランの懸賞をかけて戦場での食を確保すべく食品保存技術法を募集。
その9年後、1804年にフランスのニコラ・アペールが缶やビンの中に食物を入れて密封、加熱殺菌するとい方式を考案、「缶詰の原理」が誕生した。まずはビン詰が実用化されたが、その6年後、英国のピーター・デュランがブリキ製での応用を可能にし、今の缶詰に進化。

面白いのは缶詰が登場した時、まだ缶切りがなく食べる時にはノミやおのを使って開けていたということ。缶きりの登場は缶詰誕生の40年後のことで、保存することに一生懸命でその開けるための道具を作らなかったというのが何ともはや。

日本缶詰協会ではこの200年を記念して、200年前の缶詰を復元。アペールが残した「あらゆる食品を数年間保存する技術」に書かれてあるレシピを元に、メーカーが缶詰化したそうだ。復元されたのはポトフ、コンソメスープ、シロインゲンマメ、野菜スープ、イチゴピューレの五品目。お味の方は「調味料が発達していないので、プレーンな味」とのこと。イチゴピューレはワインなどを加えて薄味で現代品に劣らずかなりイケる味らしい。

この復元缶詰は10月7、8日、東京国際フォーラムで行われる「缶・びん詰、レトルト食品フェア」で試食ができる。一般には販売されないものなので、是非この機会に200年前の味をお試しあれ(試食時間は限られているのでご注意を)。

復元レシピの詳細は日本缶詰協会のHPに紹介されている。
この他HPには缶詰の歴史や缶詰を使った簡単レシピの紹介、大正、昭和の昔なつかしい缶詰ラベルもアップされている。輸出用のものは日本のイメージを強調する「GEISHA」、「SAKURA」などのネーミングが。中でも明治時代に国内向けに製造された「マツタケ」の缶詰のラベルは圧巻。こちらの方も是非ご覧あれ。(こや)

缶・びん詰、レトルト食品フェア
平成16年10月7日(木)〜8日(金) (2日間)
東京国際フォーラム・1Fプラザ
東京都千代田区丸の内 3-5-1 JR有楽町駅徒歩1分

復元缶詰の試食時間は12:00、14:00、16:00からの各1時間。
その他出展するメーカー製品の試食なども行われる。
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