沖縄名物「さんぴん茶」が全国進出!
イラストもかわいい伊藤園の『さんぴん花茶』
沖縄に行ったことがある人ならきっと目にしたことがある「さんぴん茶」。とにかく沖縄でお茶といえば、さんぴん茶である。


次から次へと新しいお茶が発売される空前のお茶ブーム。ほんの短い期間でコンビニから姿を消してしまう幻のようなお茶も多いなか、沖縄では圧倒的人気を誇るさんぴん茶は、いわゆる「ジャスミン茶」のことである。沖縄では自動販売機でも普通に売られているし、一般家庭でも愛飲されていて、職場の冷蔵庫に常備しているなんていうのも普通らしい。しかしこのさんぴん茶、残念ながら沖縄以外でお目にかかる機会はほとんどない。

そんなさんぴん茶がなんと今、期間限定ながら日本各地で買えるのだ。
場所は日本全国のサークルKサンクス
なんでも11/21まで実施していた全国各地の名産を取り揃えた「うまいもんフェアー」に関連して、数量限定で特別に搬送・販売しているとのこと。取扱い銘柄は伊藤園の『さんぴん花茶』。

うまいもんフェアーは終了したが、在庫の関連で12月中旬くらいまでは買えるようだ(残念ながら全店舗ではないそう)。今後こうしたフェアーの開催は未定ということなので、これが最後のチャンスかも。まだ飲んだことがない人もぜひこの機会に試してみては。

と調べながらも「本当に沖縄以外でさんぴん茶は買えないのか?」と気になった。

なにせ沖縄では大小あわせて約30ものメーカーがさんぴん茶を販売しているのだ。大手では沖縄ポッカ、コカ・コーラ、伊藤園、キリン、ダイドー、カルピスなど。そこでそんな数あるメーカーのなかでも元祖さんぴん茶として一番人気のポッカに聞いてみた。

すると「基本的には県内で販売していますが、奄美大島、徳之島等、鹿児島県の離島エリアでの販売は実施しています。また本土では沖縄の物産品の販売を実施している『わしたショップ』等で販売しています。」と、なんと沖縄県外でも買えることが判明。わしたショップは全国各地にあるので、さんぴん茶ファンの皆様もこれで一安心。
ついでに確認したところ、やはり沖縄での一番の売れ筋はさんぴん茶、続いて緑茶ということだ。

それにしても、なぜさんぴん茶はこれほどまでに人気なのか。沖縄出身者や在住者の主な意見は、「安いから」「おいしいから」「沖縄の脂っこい料理にすっきりした風味が合う」「緑茶は渋すぎる」「沖縄を愛する心(ウチナンチュ魂?)から」「えっ、そんなに人気なの?」など。うーん、ホント人それぞれ。

ちなみに沖縄の居酒屋では「ウーロンハイ」ならぬ「さんぴんハイ」が人気メニュー。こんな寒い夜にはコンビニでさんぴん茶を買ってきて、「さんぴんハイ」で乾杯なんていうのはいかが。

(古屋江美子)