テレビでよく聞く「ホテルアイビス六本木」の謎

『アメトーーク！』（テレビ朝日系）をはじめ、最近、テレビでなんだかやたらと耳にする「ホテルアイビス六本木」。

「大阪の芸人がよく泊まる」とか、「芸人のランクによって、ホテルアイビス六本木を卒業していく」とか様々な噂を聞くけど、自分などは東京に住みながら、というか、東京に住んでいるからこそなのか、このホテルのことを全然知らない。
もしかして、合宿所のような感覚で、「芸人専用フロア」があったりする？　

HPで見てみると、昭和51年にアイビス共同ビルのオープンと同時に、ホテルフロアを設けたようだけど……。
「芸人仕様」になっている？　だとしたら、それはいつから？　ホテル六本木アイビスに聞いてみた。

「芸人さんは、確かによく泊まりますね。これはかなり前から、吉本興業と法人契約を結んでいるからだと思いますが、特に芸人さんの宿泊が増えたのは、ここ3〜4年ですよ」と広報担当者。
その理由とは？
「やはりテレビ朝日さんが六本木ヒルズにうつってきたことで、近いという理由から、芸人さんなどがテレビ朝日さんの番組で仕事をしているときに泊まるのでは？」
ちなみに、想像していた「芸人フロア」などは一切なく、一般の人と同じように、同じフロアでフツウに泊まっているのだそうだ。

さらに、格闘家などの利用も多いと聞くけど……。
「それは外国人の方などが、六本木ということで、選んでいるのだと思います」

ところで、テレビで聞く断片的な情報だけで、「アイビス六本木＝芸人の巣窟」みたいなイメージを持っているけど、本当に「芸人率」は高いんでしょうか。
「いや、率でいうと、そんなにたいしたことないですよ（笑）。いっぱいいるときはいますけど。ただ、芸人さんが一組もいないという日は少なく、毎日何組かずつはいると思います」
毎日何組かの芸人がいるとなると、やはりそれなりに多い気も……。となると、それを目当てに泊まる、あるいは「出待ち」するようなお笑い好きの人なども出てきませんか。
「いや、それは意外とないもんなんですよね（笑）。出待ちをしている人も、見受けたことはありません」

確かに芸人さんがよく利用するとはいえ、ホテルアイビス六本木は、「芸人仕様」ではなく、一般のホテルなので、気になる方はぜひ一度ご自分でどうぞ。ただし、「出待ち」などの行為は、ホテルや近隣の迷惑になるので、当然厳禁です。
（田幸和歌子）