好きなものは先に食べる? それとも最後までとっておく?
一品なのでちょっと違うかもしれませんが、ショートケーキにのっているイチゴも、先に食べるかとっておくか、わかれますよね。私はイチゴ大好きなので、もちろんとっておきますが
食事の際に自分の好きな食べ物があると、私は絶対といっていいほど最後までとっておく方だ。さらに嫌いなものがあったら先に食べてしまい、なかったことにするほど。
そうすると後はゆっくり楽しく食事ができるから!

でも、好きなものから真っ先に食べる、という人だっているはず。そこで、さっそくまわりに聞いてみたのだが、結果的には先に食べる人と、後にとっておく人はほぼ半々であった。

「先に食べる」と答えた人の理由として多かったのは「あとでお腹がいっぱいになって食べられなくなるかもしれないから」。とくに年輩の人はこう答える傾向があった。ほかには「温かいものだったりしたら、美味しいうちに食べたいから」「好きなものがあるとそれしか見えなくなるから」という人も。

また、3〜4歳の小さな子どもを持つ友人たちにも聞いてみたところ、「子どもは躊躇することなく好物から食べる。
しかも嫌いなものは残したままおかわりを要求してくる」とか「好きなものが目の前にあったら後先考えず、お腹がはち切れる寸前まで食べている」とか。そこで、子どもは考えて食べるというより、本能で動いているんだろうと思ったのだが、彼女たちが子どものときには、好きなものはとっておくタイプだったというから、「子どもだから好きなものを先に食べる」ということでもないのかもしれない。

一方「最後までとっておく」と答えた人の理由としては、「最初に食べてしまってあっと言う間になくなってしまったら寂しい」「最後まで好きなものがあるとウキウキ気分で食事ができる」など、つまり私と同じように「楽しみをとっておきたいから」というのが多数。

その中でも「最後にしてお腹いっぱいになることもあるので、美味しくいただけるギリギリのところまできたら途中でも食べる」「お腹いっぱいになる前に途中で一度、箸をつける」と、お腹の具合をみながらという人もいた。

あとは「一人っ子だったから競争心にかけているのかも」と自己分析する人も。たしかに兄弟などの家族構成には関わりがあるようだ。
先日、男ばかりの4人兄弟だというKAT-TUNの亀梨くんが話していたっけ。「今は好きなものは最後までとっておくけど、昔はとっておくと食べられちゃうからすぐ食べた」とか。それにテレビで大家族のドキュメンタリーをみる限り、とっておく余裕なんてない。これはもう好き嫌いに関わらず、といえるかもしれないけれど。

面白いところでは「寿司はまちがいなく好きなものから食べるけど、寿司以外だったら好きなものは真ん中くらいで食べる。迷いながらもったいぶって食べたい」という意見もあった。
こんなふうに、食べ物の種類によって変わる人もいるのだ。私は寿司だとしても、好きなネタは必ず最後までとっておくけれど。

というわけで、いろんな意見を聞いて思った。今は最後までとっておく派だけど、歳を重ねてたくさん食べられなくなったら、たぶん好きなものから食べるようになるんだろうな、と。さて、みなさんはいかがでしょう。
(田辺 香)