上位5人に2020年の「宮里藍 サントリーレディス」予選会出場権、そして優勝者には宮里藍とのエキシビジョンラウンドが贈呈されるジュニアイベント「宮里藍インビテーショナルsupported by SUNTORY」が行われ、鶴瀬華月(つるせ・かげつ)がトータル4アンダーで優勝を果たした。
これが16年前…2003年日本女子OPにて、18歳の横峯さくらと宮里藍【写真】
鶴瀬は東北高校の2年生で、宮里の後輩にあたる。
「高校の先輩である宮里藍さんが主催とお伺いしていたので、このような大会で優勝できて本当にうれしいです」と先輩のイベント、そして地元での戦いを制して笑顔がはじけた。勝因については「いつもは入ってくれないパターが、今回は入ってくれました」とグリーン上を挙げた。
今大会は、試合だけでなく宮里の意向で自身も実戦していたメンタルメソッド『Vision54』のレッスン会も行われた。毎プレーごとに考える時間の「思考ボックス」と、決めた後の実際にプレーする「実行ボックス」とに分けて、考える時間を分断して迷いを消すなどの思考法だが、これも生きたという。
「いつもはメンタルが弱くて決断力もない自分ですが、とても勉強になりましたし今日に生きました」。特に2日目に効果を発揮した。
初日に「69」と首位発進を決めたが「思考ボックスで決めきれず、まだ迷いながら打っていた」。その反省を生かし、この日は決めたことに迷わない決めごとをしてコースに出たことが奏功。「80点くらいは、しっかりと決断してできたと思う」とプレーに集中できたことが優勝へつながった。
これで宮里とのエキシビジョンラウンドをゲット。「夢みたいなことです」としながらも、18ホールを思い出だけにするつもりはさらさらない。「勉強になることがたくさんあると思います。
しっかりと吸収したいと思います」と夢のような時間だけで終わらせず、自分の糧とするつもりだ。
今後は来週の国体を皮切りに高校の試合に出場、そして来年のプロテストに挑む予定。「まだ全国大会で優勝したことがないので、それを目標に戦っていきたい」とまずは高校生日本一を目指す。そして最大の目標は「将来はプロになって、永久シードを獲ること」。日本、そして世界で戦うその日まで。宮里藍のDNAをさらに吸収して、しっかりと研鑽を積んでいく。



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