<カストロールレディース 初日◇1日◇富士市原GC(千葉県)◇6420ヤード・パー72>
レギュラーツアー1勝、ステップ・アップ・ツアー1勝。藤田光里が初日を2バーディ・1ボギーの1アンダーにまとめ、10位タイの上々発進を決めた。

激写 ニューアイアン持ってニンマリの藤田光里
「今日だけを見れば90点。目指していたゴルフができたかなと思います」と笑顔で振り返る。目指したのはパーオン率の向上。この日の目標は16ホールだった。結果は14ホールでパーオンに成功。「目標は高く立てないと」と、14ホールは想定内。
終盤グリーンを外した場面でもしっかりとパーセーブを果たし、いいゴルフでしたと及第点をつけた。
好調なパーオンを支えるのは、先週から投入したニューアイアンだ。キャロウェイのフォージドアイアンで、これまで見たことのないバックフェース。特徴を聞いてみると「すごくシャープな感じがしてしっかりとした打感。球もしっかりと上がりますし距離も伸びているのかな。私はあまりギアを変えないほうですが、キャロウェイさんから持ってきたということは、私に合っているということかなと(笑)」。

実際、この日のバーディはともにパー3。アイアンでピンに絡めたものだった。「性能もそうですが、見た目も大事だと思っていて、これはイケメン(笑)」と機能性、操作性、そしてスタイルもお気に入りのようで、即投入を決めたという。
ひとまず好発進の藤田だが、今季の目標はファイナルQTに行くこと。そして来年のレギュラーツアー完全返り咲きというのが描いているストーリーだ。ステップで優勝すれば、QTファーストステージは免除となり、ファイナルからの出場が可能。
「目標を優勝と行ってしまうとプレッシャーがかかるので、ファイナルQTに行くこと、にしました」。
次週は「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」に出場。残り2日間で勢いをつけて、次週のメジャー、そしてレギュラー復帰への道へと進みたい。

■カストロールレディース 初日の結果
■カストロールレディース 2日目の組み合わせとスタート時間
■選んだポイントは? 藤田光里、三浦桃香が新ドライバーとともに21年をスタート
■手術前のプレースタイルをもう一度 藤田光里がスイング改造した理由 
■藤田光里のアテンション・プリーズ【写真】