将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー。22年は年間12試合を開催する予定で、第1戦マイナビカップが12日に成田ゴルフ倶楽部(千葉県)で行われた。
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ハーフ9ホールを終えた時点で、2000年生まれのプラチナ世代・鬼塚貴理をはじめ4人が1アンダーで首位タイ。それを1打差のイーブンパーで中野なゆら2位タイグループ4人が追う団子状態での折り返しだった。それをまず抜け出したのは2位タイグループにいた識西諭里だった。13、14、17番でバーディを獲り3アンダーでフィニッシュ。
だがドラマが待っていた。識西のふたつ後ろの組を回る中野なゆが、11番でバーディを獲りチャンスをうかがっていた。
18番ホールで行われたプレーオフは、1ホール目に中野がバーディを獲り、昨シーズンから念願だった優勝を手にした。「ピンチもチャンスもありましたが、きょうは粘ったゴルフができました。厳しいパーパットが入ってくれました。練習時間を増やした効果だと思います」と、中野。
厳しい場面で中野を助けた練習とは?
「パターヘッド1個分の間隔で半径2メートルの円周上にボールを置き、連続で中心のカップに入れていく練習をしました。カップを外したら同じ場所から3回入るまで続け、次のボールに移動するというやり方です。きょうは、この練習の効果がすぐに出ました」
そしてマネジメントの強化も課題だった。池田勇太と練習ラウンドを行う機会を得、多くのことを学んだという。
昨シーズンのマイナビネクストヒロインゴルフツアーでは年間のポイントランキングで6位。安定した成績を出していた結果だが、優勝には手が届いていなかった。
次戦は第2戦マイナビカップ(21日・富士桜CC)に出場する。レベルアップした中野の2週連続優勝に期待したい。
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